二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【参照700…あれ、800?】 ( No.194 )
- 日時: 2011/08/25 22:53
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
 「じゃあ最後に愛込め! 萌え萌えきゅん♪って、ほらやってみて」
 「My米? も…ももも、燃え燃え、きゅん!」
 「あれ? 何か違うような」
 「二人ともー、開店だよ〜」
 51)噂をすると影が差す。
 …あ、あわわわわ。
 開 店 し ち ゃ っ た ヨ !
 その扉が開かれたと共に、次々とお客さん…あ、ご主人さまが来店してくる。
 私はそれをお迎えする役割についていて。
 しょこらちゃんも隣に付いてもらいながらニコリと笑顔を作る。
 「ぉ、お帰りなさいませ、ご主人様」
 「あれ、しょこらちゃんこの子新人?」
 「はい、そうでございますよ♪」
 ふっふぉー客め! 私に目をつけるでない!
 しょこらちゃんは客に気付かれないように腰の辺りをちょんちょんと突いてきた。
 ん? 自己紹介しろと?
 「す、すずと申し上げます! 以後お見知りおきを……ん?」
 「ん?」
 うッッわ!
 なんかめっちゃ変な自己紹介しちったよ母ちゃん!
 何コレこんなんメイド言わないよね? まず何か日本語おかしかったよね?
 「…個性派萌え!」
 「……え?」
 ん? 何つったこの客。
 個性派萌え? は?
 …ま、まま、まぁ良い方向に受け止めてもらえたから良かった、のかな。
 ***
 「しょこらちゃん…これ疲れ半端ないね」
 最初は普通に食べ物運んで喋ったりするだけかと思ってたけど。
 萌え萌えきゅんとかにゃんにゃんしなきゃいけないんだよな、忘れてた。
 「そう? あたしは楽しいから疲れたとか無いけどなぁ」
 「楽しい、ね…うんそうだよね。皆好きでやってるんだもんねこの仕事」
 私も折角やらせてもらってるんだし、頑張らなきゃだよな。
 「いやーでもビックリだな、あたし」
 「へ?」
 「すずは真選組で働いてるでしょ? 何かすっごく厳しそうだし、
 1日といえこんなとこで働くの絶対許さなそうだもん」
 「あー…そうだね」
 うん、現に許してもらえてないけどね。
 無理矢理来ちゃいました。
 …ていうか近藤さん、ちゃんと喋らないでいてくれてるかな…
 きっと大丈夫だよね。ゴリラだけど近藤さんだもん。
 あの人は約束を破ったりする男じゃないよ。(一方的な約束だけど)
 「まさかの真選組の方来ちゃうかもね!」
 「どこに!?」
 「ここに♪」
 「やめてよ縁起でもないッ!」
 はービックリした!
 いきなりそんなこと言われたら心臓出るよ!
 「え〜でも見てみたいなぁ♪ 副長の人イケメンなんでしょ?
 一番隊隊長の人も何か母性本能くすぐられるような人だとか…」
 「母性本能くすぐられる? どこのデマだいそりゃ」
 ちっともくすぐられんよ。
 むしろ殴りたくなるよ。
 「しょこらちゃんはご主人様とにゃんにゃんしてりゃ、」
 「あ、お帰りなさいませご主人様♪」
 ん? あ、ご来店ですか…
 目線を客(いややっぱご主人様と呼ばなきゃいけないんだけど)に持っていった、
 その瞬間。
 「!!?」
 「あー…ご主人様? 誰のことだそりゃ、俺は副長だ」
 「鈴ー、隠れてねェでさっさと出てきなせェ」
 ・・・・・・・・・・。
 え? なんで? バレるにしては早くねーか?
 まだ開店して30分くらいしか経ってない……。
 おいゴリラ。
