二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【参照700…あれ、800?】 ( No.196 )
- 日時: 2011/08/25 22:54
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
 「ご主人様、早速お席の方までご案内いたします」
 と、可愛い笑顔で土方さんたちをテーブルへと案内していったしょこらちゃん。
 ちょ、マジこれどうしよう。
 絶対連れ戻しにきたよねコレ。
 52)何かないかなー
 「めにゅーの方お決まりになられましたら、是非私たちの名前をお呼びになって下さいね♪」
 それだけ告げると、金髪で何かくるくるした髪の毛をしたメイドはどこかに行ってしまった。
 …何だこのメニュー。
 メイドのらくがきオムライス?
 ぴょんぴょんうさちゃんケーキ?
 「普通にオムライスでいいだろ…」
 俺のぼそりとした呟きに、隣の総悟は反応した。
 「普通じゃないのがメイドカフェってやつですぜ土方さん」
 「つか何で俺ら普通に席ついてんだよ」
 ふと向かいの近藤さんを見ると、未だ死んだような顔をしていた。
 「アイツを連れ戻しにきただけだってのに…」
 イライラを抑えようとポケットからタバコを取り出し、
 火をつけようとすると。
 「ご主人様、店内は禁煙となっておりますので、タバコはご遠慮くださいね♪」
 「あ? …そうかよ」
 ったく、こんなとこ早くでちまおうぜ。
 「折角でさァ土方さん。楽しめばいいじゃないですか」
 「どう楽しめっていうんだよ。…てめェは楽しめんだろうな総悟」
 「まさか。確かにご主人様とは呼んでくるけど忠誠心が感じられやせん」
 「…」
 てめェはどこの王子様だよ。
 しっかし息苦しいなここ……
 山崎なんてかっちんこっちんに固まってんじゃねェか。
 とっとと鈴探して帰ろうや。
 ***
 土方さんたちを案内したしょこらちゃんは、
 光の速さで玄関口へと戻ってきた。
 「す、すずぅ! あの人たち真選組の方たちだよね!? もーすんごいかっこいいじゃん!」
 「えーあー…そう?」
 「ズルいなぁあんな人たちと一緒に暮らしてるなんて!」
 「……」
 いや、もうダメ死ぬ。
 何て言われるだろう。今度こそ殺されたりして…
 そんなことを考えていると、店内から私の名前を呼ぶ声がした。
 「すずちゃんだよね? ちょっと来てよ〜」
 「指名じゃん? よかったねすず、行ってらっしゃい♪」
 「は、はは、は〜い」
 あの、出来るだけ名前は呼ばないでいただきたい…
 ああもうみるくとかにすればよかったかなァ!!
 「どうなさいました?」
 「らくがきオムライス頼んでいいかな?」
 「かしこまりましたァご主人様」
 らくがき…オムライス…!?
 もうまんまじゃん!
 え? 私がらくがきしなきゃいけないの?
 無理だよ私棒人間しか描けないんだけど。
