二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【江戸は台風模様】 ( No.265 )
- 日時: 2011/09/14 20:41
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
 「肉いただきッ」
 「カキいただきィ!」
 「タラはいただく」
 「牛すじィィィ!」
 65)ジャンケンより多数決。
 なんやかんやで鍋よりも熱い取り合いが続いてきましたが。
 「そろそろ具も無くなったんで…雑炊しましょうか」
 炊きたてのご飯が入っている炊飯器を取り出すと、
 土方さんが不満そうに目を細めた。
 「何言ってんだ、シメはうどんかラーメンだろ」
 「はァ? 雑炊の方が美味しいですよ」
 最後に刻みのりかけたり、チーズでとろっとさせたりしたら最高に美味しいんだからな!
 「麺類でさっぱりいくもんだろ」
 「雑炊でまったりいくものです」
 私と土方さんの間に、軽く火花が散る。
 「じゃあ多数決とりましょうよ」
 「おお、いいけど?」
 なんだ随分自身満々じゃないか副長。
 じゃあ早速!
 「雑炊がいい人手ェあげてーッ!」
 バッ(←鈴が手を挙げる音)
 バッ(←沖田が手を挙げる音)
 バッ(←近藤が手を挙げる音)
 「はい決まり〜残念無念また来世〜」
 「来世? 来週じゃなくて? こいつ斬っていい?」
 土方さんが刀に手をかけてワナワナと震えている。
 やばい、こりゃ斬られそうだ。
 ***
 「うはァ〜美味しかったですね〜」
 お腹の膨れた私は、畳に寝転がる。
 満足満足。あーこのまま眠っちゃいたい。
 「さっさと片付けなせェ」
 「えー全部? 私が? 面倒くさくて堪らない気持ちでいっぱいです」
 「動かねーと肉団子になりやすぜ」
 「なりませんよ! 沖田さんこそ肉だん……なんでそんなに細いんですかっ…!!」
 ちくしょう!
 無駄に細いからムカつく! 羨ましい!
 「そういえば何で土方さんって太らないんでしょうね、一日のカロリー摂取量半端ないはずなのに」
 9割がマヨネーズで。
 「さぁねィ。本人に聞いてみたらどうなんだィ」
 「土方さーん、どーしてそんな細いんですかー」
 「…知るか!」
 け、そうくると思ったよ。
 さぁて、そろそろ片付けるかなー…あーめんどくさ。
 ( 近藤さん暇そうですね。手伝ってください )
 ( え。…いや暇だけど )
 ( 普通局長に言うか?ってね。だってあの二人優しくないですし〜優しいの近藤さんだけですし〜 )
 ( そ、そうかァ? まー後片付けも大事だからな! よーし手伝うよ! )
