二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.280 )
- 日時: 2011/09/21 20:49
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: kVKlosoT)
 「——というわけで万事屋さん、お願いしますよー」
 72)ほ乳類と鳥類が好き。
 久しぶりに依頼が来たって新八が玄関先で騒ぐもんだから、
 ジャンプ読むの中断してまで見てみたら。
 何で猫抱えた甚平女と山崎くんなんだよ。
 「つーか内容が内容だろコレ。お宅のゴリラの猫嫌いを直して欲しいたァ知ったこっちゃねーっつの」
 「確かに猫嫌いっていうのは元々の体質だし、無理に直すっていうのは…」
 よく言った新八。それでこそメガネだ。
 「だぁーかぁーらぁ、近藤さんの猫嫌いは元々じゃないんですッ!」
 向かいのソファに座る甚平女は、そう言ったあと新八を指差した。
 いや、指してるのはメガネか? どっちだろ…
 「アンタの姉さんも関わってんですよ」
 「え? 姉上が関わってるんですか? …何で?」
 「お妙さんのパンツを盗んだ泥棒猫がきっかけで、猫を嫌いになった」
 「…あぁ、確かに姉上怒ってたなぁ…でもどうしてそれを近藤さんが……」
 そこまで言ったあと、いつものストーキングだと気付いた新八は、あぁ…と項垂れた。
 つーかンなことで猫嫌いになるなんて意味わかんねーよ。
 「鈴ー、その猫名前なんていうアルカ?」
 「ん? あぁ、鈴虎っていうの。可愛いでしょ」
 「触ってもヨロシ?」
 「いいよー!」
 いつの間にか甚平女と神楽は一緒になって遊んでいた。
 しかし女ってのは何で動物好きが多いのかね。
 可愛いって言ってる自分可愛いとか思ってんじゃねーだろうなコノヤロー。
 こんなちんけな依頼受けられっか、と俺は脱力して頭をかいていると、山崎くんが真面目な顔つきで話しかけてくる。
 「頼みますよ旦那。鈴ちゃん、何としてでもあの猫飼うつもりなんです」
 「あァ? こっそり自分の部屋で飼ってればいい話じゃねーの?」
 「そんなハムスターじゃないんだし難しいでしょう!」
 やけにしつこいな山崎くんは。
 「何そんなにムキになってんの、落ち着けって」
 「ムキになるよ、落ち着けねェよ! もし局長の猫嫌いが直らなかったらラケットへし折られるんだよ!」
 「アイツそんなワイルドな女中だったの?」
 やっぱ女ってわかんねーわ。
 ていうか更にやる気なくなってくるんだけど。
 すると、隣の新八が口を開く。
 「銀さん、一応困ってるみたいだし…協力してあげましょうよ。折角の依頼なんだし」
 「……はぁー、しゃあねーなァ。報酬は用意してんだろーな」
 ( 引き受けてくれるんですか! さっすが銀さん! あ、報酬ならラケット5本くらいでどうでしょうか )
 ( いらねェよ!! )
