二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【ギャグ99%】 ( No.30 )
- 日時: 2011/08/16 12:16
- 名前: いちか(ひめねずみ) ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)
 「鈴、カメラ回ってやすぜ」
 「あァ!? ……ハッあらやだ! 大丈夫ですかおじさま!? お怪我はございませんこと?」
 21)陰口を言う場合はホントに陰で言おうね。つかそれ以前に言わないでおこうね。
 「土方さん私どうしましょうもう外出れないです」
 「あァ? 何のこった」
 土方さんが市中を見回りするというので、
 屯所に戻って仕事をやりたくない私は付いていくことに。
 「酔っ払いの件ですよ…沖田さんに言われて何とか上品に振舞ってしましたけど…」
 「手遅れすぎんだろ」
 「ですよねー、はぁ…恥ずかしい。あっ、でも土方さんも十分恥ずかしいですよね! ゲロ吐かれt」
 「蒸し返すんじゃねェよ! しかも一応お前この小説のヒロインなんだから普通にゲロとか言うな!」
 おー怖い怖い。
 まぁお互い様ですよね!ってことで。
 つか、そうだ私ヒロインなんだった。
 「そっかー…神楽ちゃんじゃないんだった……。ん?」
 ぶつぶつ呟きながら橋を渡りふと横を見ると、
 何だか多くの人が橋から何かを見下ろしていた。
 「土方さん、どうしたんでしょうかね」
 「…? 何の騒ぎだ?」
 土方さんは立ち止まり、橋にいる住人に声をかけた。
 「いやァ、何でも女取り合って決闘したそうですぜ」
 「女で決闘だァ?」
 「そんな漫画みたいなことあるんですね! 私も取り合われたいなァ」
 「安心しろ、お前には一生ねェからよ」
 「ムカつくな!」
 私の言葉を無視して土方さんは住人と住人の間に割って入った。
 折角だから私も敗者の顔を拝もうと割って入る。
 「くっだらねェ。どこのバカが…」
 「そんなこと言ったらんで下さいよ土方さん。頑張った結果なんですから……」
 そう言って見ると。
 「「近藤局長?」」
 仰向けで大胆にふんどしを見せて倒れるゴリラっぽい男が一人。
 ゴッ…んどう局長、あれからお妙さんかけて決闘したんだ!
 相手は……銀さんだよなうん銀さん。
 てか負けたんだ…それでも真選組局長かよお前…クソゴリラに格下げだよ、もう腐ったバナナ以外食べられないからね。
 「近藤局長? あれが真選組の局長、近藤勲さんですか?」
 …げっ!?
 カメラさんいたの!?
 …え!?いたの!!?
 「…ってバカ何撮ってんだ!」
 倒れる近藤さんを撮るカメラさんに気付いた土方さんは急いで止める。
 「鈴、お前も止めッ……おいッ! 何やってんだおい! 勝手に帰んじゃねェ!!」
 「カメラ回ってたんだ…じゃあ私の冒頭の呟きも全部…はぁ…」
 「オイ!! 聞いてんのかァァ!」
 ( もうオンエア見ないでおこう )
 後日、オンエア日に真選組屯所内のテレビの配線が全部繋がっていなかった。
 (犯人→楠木鈴)
