二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【アンケート】 ( No.452 )
- 日時: 2011/12/18 22:06
- 名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: rjNBQ1VC)
 「姉御ォ、このパンツ穴開いてるネ!」
 「あらそう、じゃ捨てましょう。それにしても真選組って洗濯物が多いのねー」
 113)ケガしたらすかさず絆創膏を渡す女子はどういう意図で絆創膏持ってるの?
 「ぬォオオォォォォォォォォォォォォオォ!!」
 ドタドタドタドタドタっ!!
 ドドドドドドドドドドドっ!!
 廊下を往復する騒音(足音と掛け声)が、頭に響く。
 なにこれ、眠れない。私病人だよ? 安静にしなきゃだよ?
 誰だよ物凄い勢いで私の部屋前の廊下を走るバカヤローは。
 のそのそと布団から出て、重たい体を引きずりながら襖を開けた。
 そこに見えたものは、
 「あ、鈴!」
 「…神楽ちゃん?」
 廊下がけをしている様子の神楽ちゃん。
 え、何で? 何でここにいるの君。
 目を真ん丸くする私の思っていることが分かったのか、神楽ちゃんはニコリと笑い、言った。
 「税金泥棒が女中募集してたから、姉御と一緒に働いてやってるアル!」
 姉御…あぁ、お妙さんか(近藤さんはいいのかな)。
 てか、働いてやってるって何だね、オイ。上から目線ですか。
 そして職場で税金泥棒呼ばわりするんじゃない。そういうことはプライベートで言いなさい。
 「へぇ、女中募集してたんだ。私が風邪引いたからかな」
 「鈴、風邪引いてるアルか?」
 「うん、ちょっとね」
 すると、神楽ちゃんは何かを思い出したように手をポンと叩いた。
 「ここ掃除するときマヨラーに、鈴は風邪引いて寝てるから静かにしてやれって言われたアル」
 「なんで忘れるのかなー神楽ちゃーん」
 おかげで騒音に包まれたよ私の部屋。
 治るもんも治りそうにないよ私。
 その時、一人の人物が廊下を通りかかった。
 それは神楽ちゃんの天敵である、サドスティック星の王子。
 「沖田さんじゃないですか、どうしました?」
 「鈴が風邪で倒れたって聞いたもんだから、薬を持ってきてやったんでさァ」
 えっ…沖田さんが、私のために…?
 やだ、いつも冷たいのにこういうときになったら優しいだなんて……
 「はい」
 ゴソゴソと懐から取り出し、差し出されたくす……
 ………私の顔写真が貼られたワラ人形。
 「あ、間違えた。こっちだ」
 「いやそれマヨネーズ。土方さんにしか効きませんよね。…ていうか最初に出したの何!?」
 ワラ人形だよね!?
 なんか私の顔写真貼ってあったけど気のせいかな!!
 「最初のは…あれだ、風邪がはやく治りますようにって…」
 「逆だろ! それで私に風邪引かせたんだろ貴様!」
 ちくしょー沖田さんのせいだったのか!
 (相変わらず悪趣味アルな、サド)
 (うるせー。つーか何でここにチャイナがいるんでィ、何勝手に廊下がけしてんだ)
 (お前らの屯所がきたねーから掃除してやってるアル、感謝するネ)
 (きたねーのはてめェの頭の中だろィ)
 (あァん!? 今なんつったてめェェ!)
 (やんのかコノヤロー!)
 (頼む、眠らせてくれ…!!)
