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６話　　「謎」


「じゃあ、行くぜ!」
「あわわわ！よっ！やっ！ていー！」

今は、ドリブルの練習中です！
なんか、あたしに合わせてもらってるから、申し訳ないんだよね…。
あ！いい事思いついた！

「円堂君！今度は、シュート練したいな！」
「いいぜ！やろうやろう！」

やった！
成功！
円堂君、どことなく嬉しそうだ！

「いくよ！やぁぁ！」
『ズゴゴゴゴゴォォォォォォン』
「「!?」」

あたしの蹴ったボールは、すごい大きな音をたてて、ゴールに突き刺さりました。
よく分からない…。
よし！
冷静に考えてみよう！

・あたしがボールを蹴った。
・ボールは、物凄い音をたてて、ゴールに入った。
・＝あたしが入れた。

ってことになる…。
ええええ!?
これじゃあ、あたしが必殺技使ったみたいになってるじゃん！
どういう事だ!?

「おまえ、凄いな!」

ほめられてるのは、嬉しいけど、あんまり喜べない…。
あたし、どうかしちゃったのかな…。
まあ、トリップしちゃったから、なにがあってもおかしくないけど…。

「それより、円堂君怪我無い!?」
「おう！無傷だぜ！」

あんなのくらって無傷って凄いね…。
さすが円堂君！
でも、今のは何だったんだろ…？
謎だね…

続く☆