二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【パロ】反乱分子はあいつ等 ( No.64 )
- 日時: 2012/05/29 20:24
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
- ピチョン… 
 天井から滴り落ちる雫は水面に落ち、静かに空気を揺らした。
 雅「やっぱランプの明かりだけじゃ結構暗いねぇ〜」
 そう言っている本人はまんざらでもなくランプなしでも十分歩けると言わんばかりにずんずん前に進んでいく。
 それでも鬼道達の前に行かないのは道に迷うからだ。
 地下水路。
 名前の通り地下にあるが、店や民家という余計な物がないので道はいくつにも分かれている。
 下手をすれば迷ってのたれ死ぬのが見えている。
 不「女のお前らにとってこんな場所は嫌か?」
 どんな偏見を持っているのか知らないがこんな質問に雅が「嫌いだよ。」と答えるわけがない。
 雅「そんなわけないじゃん!いつ敵が来るかわからない、そんな緊張感うちは大好きだよ!!」
 もはや常人の台詞ではない。
 濫「こいつをまず女といっていいのかさせ分からないがな。」
 もはやゴリラ。
 百歩譲ってメスゴリラ。
 綱「そういうお前はどうなんだ?」
 濫「場所を選べるほど世の中は自由じゃないからな。まぁせめての要望は…」
 チラッと横目で隅においてある物体を見る。
 濫「屍がない方がいいかな。」
 綱「ハハッ!そりゃ違いねぇなww」
 鼠でも追って地下水路に入ったはいいが出てこれなくなり餓死したというところだろうか。
 猫の面影はなく皮はこけ、肉は腐敗し骨と皮しかない状態だった。
 鬼「着いたぞ…」
 歩いて30分程。
 あの市場からそこまで遠くないのであろうが地下水路まで使う程用心する。
 そしてそこまでしないと危ない程政府は警戒している。
 どんな輩がいるんだか…
 ガチャ
 ?「暗証番号を…【0936】。」
 鬼「【3】、この二人は俺が連れてきた。とりあえず部屋に案内してくれ。」
 扉の前にいたのは白い髪を逆立てている目つきの悪い人間。
 綱「俺達も暗証番号必要か?;」
 不「疑われてもいいならやらなければいいんじゃん?」
 綱「それは結構;」
