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「昌浩！　今日は、私の方こそごめんね」
「 …え？」
　観覧車の中、向かい合わせに座っていた彰子が突然言った。
「本当に、ごめん」
　じっと、昌浩の目を見つめて言う彰子。
「 …… あ———」
　ドクンと心臓が鳴る。
「彰… 子」
「何？」
　ドクン。
「好き、だよ… 。　彰子のこと——」
「昌浩… 。私も、好き——」
　昌浩は、彰子にキスをした。
「 …ずっと、一緒にいよう」
　昌浩が言うと、彰子は嬉しそうに微笑んだ。

　ずっと、一緒にいよう。
　大好きな、君と——。