二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 真赤な薔薇 ( No.39 )
- 日時: 2012/07/24 10:49
- 名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)
- 「あ、スマイル!」 
 「あぁ?」
 呼ばれた方を見るとそこに白髪の少年が…。
 「お前、アレンか。ちょうどいいや。地下へいく道を探すぞ」
 「それなら、こっちにありましたよ!」
 「ナイスだ」
 アレンが走りだした方向へ優も僕も向かう。
 しばらく走っていると、確かに下から風が通っている部分を発見。
 そこから地下へと降りる。
 どんどん奥へと進むと歌声が聞こえてくる。
 それを頼りに歩いていると、少し広い場所へついた。
 「ここは…?」
 「あそこ!!」
 アレンが指差した方向を見るとそこに、さっきの人形がいた。
 男の方は、かなりぐったりしている。
 たぶん、もう寿命なんだろう。ってことは、一番元気な女の方が人形…。
 人形は、急に立ち上がり、男を守ろうとしているのかそこらへんの落ちている石柱を持ち上げてこちらへ投げてくる。
 「おぉ。おっかねぇ」
 そういいながら防戦に参加しようと思ったが体がうまく動かない。
 「さっきアクマにやられた時の傷が、痛む」
 とりあえず、ファインダーの人を安全な場所へ移動させる。
 気付いた時には、人形の暴走を止めていた。
 すると、力なく座りこみマテールの亡霊について語りだす。
 「お願い。グゾルがいなくなるまで傍にいさせて…。この心臓を貴方達にあげるから!!」
 「ら・・・ら」
 「グゾル!!」
 話を聞くことによると、男の方はグゾル。人形の名前はララか。
 「最後までグゾルの人形でいさせて!」
 「駄目だ。男が死ぬまで待てと。いつアクマが襲ってくる状況かわからねぇのにそんな時間はない。」
 「神田…」
 「俺達は、なんのためにここまで来た。今すぐその心臓を取れ!!」
 「でも…」
 さっきから一言しかいってねぇぞ、アレン
 「っち。犠牲があるから救いがあんだよ。新人」
 「え?」
 ……間違ってはないのかな。
 犠牲の上で犠牲になる奴はたくさんいるけどな。
 アクマがその例だ。
 「それじゃあ、僕が2人の犠牲になればいいんですか?」
 すると、優がアレンを殴る。アレンは、無様にぶっとび優が倒れる。
 そういえば、優もあのアクマにやられてたな。
 「お前に大事なものはねぇのかよ!!」
 「フゥー」
 下手くそな口笛でどこからか一人の人物が現れる。
 「いいね。その感動シーン。泣けてくるよ。でもこの感動シーン、俺がブチ壊してやるよ。」
 その人物が急に動きだしララの近くによる。
 あいつ、イノセンスを取る気か! くそっ暗くて顔がよく見えねぇ。
 「やめろぉ!!」
 アレンが叫ぶ。だがその人物は、それを無視してララからイノセンスを取った。
 と、同時に下からアクマが現れ、その人物を狙う。
 「おっと。」
 しかし、その人物は、アクマの攻撃をよける。
 速いっ
