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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man 〜刹那の光〜 ( No.49 )
- 日時: 2012/11/07 15:07
- 名前: ブルー (ID: tkwGoBUC)
- 第十九夜 一樹兄さん 
 
 それは、怪異が始める前の時、私は毎日、病院を抜け出した。
 この時から、私は真っ白い病室に閉じ込められてるだけだった。
 誰も来てくれない・・・、いや、誰も来ない。
 そんな、思いを無くしたいから、抜け出していたのかもしれない。
 それからは、森にあるお花畑に行っていた。
 そこに、いると行方不明の兄やお父さん、お母さんが帰って来てくれるような気がして。
 ある日、いつものように抜け出していてお花畑にいた。
 「・・・雫。」
 誰かが私のことを呼ぶ声がした。
 「?」
 声のする方向に振り返るとそこには・・・
 「一樹兄さん・・・!」
 そこには、私の兄がいた、黄緑色の髪を下の方で結っていた。
 だけど、一樹兄さんは、少しボロボロだった。
 まるで、怪我をしているようで、今にでも、倒れそうな状態で。
 「雫・・・、会いたかった。」
 一樹兄さんは、私に歩み寄ると私を抱きしめてくれた。
 「私も・・・、!?・・・一樹兄さん・・・血が・・・。」
 一樹は弱弱しく「ごめん・・・。」と言った。
 「私が病院へと・・・」言った時、一樹兄さんは、苦笑した。
 「悪い・・・、俺さ・・・、追われてるんだ。」
 「え、誰に・・・?」
 「自分の仲間に・・・いや、神様かな・・・。」
 ドゴォォォォ———ン!
 遠くから爆発音がした、そして、仮面をつけた人間が何人かいた。
 「もう、来たのか・・・。」
 すると、一樹兄さんが背負っていた槍を振り回した。
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