二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.53 )
- 日時: 2012/09/13 20:19
- 名前: F (ID: pK07DWyY)
- 「織斑、それをこっちに運んでくれ」 
 「はーい」
 僕は1人で、召喚獣を使って先生の手伝いをしていた。
 なぜ、1人かって言うと、もうとっくにみんな帰っているから。
 「よいしょっと。先生、運び終わりました」
 「助かったぞ。正直一人で運ぶと時間がかかってしまうからな」
 ちなみに、相手は、鉄人こと西村教諭。
 「それにしても全く、あいつらは...お前の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいほどだ」
 と、いうふうに明久たちは言われている。
 「おっと、今日はもう帰っていいぞ」
 「じゃあ、お言葉に甘えて」
 そう言って昇降口に向かったが、
 「あ、バック教室に置きっぱなしだ」
 教室戻らなきゃ。面倒だけど。
 それに体に「おーい、一騎ー」この声は明久かな?
 「どしたの?明久」
 「教科書置きっぱなしで、教室に戻ろうと」
 「じゃあ、僕と一緒だ。一緒に行こうよ」
 「別にいいけど」
 そして、教室に向かって歩き出す。
 「そういえば、一騎はなんでいたの?」
 「西村先生に仕事を頼まれてさ。それで帰ろうとしたら、バックとか忘れてるのに気づいて」
 今更ながら、随分と豪快な物忘れだなぁ。
 教科書とかならわかるけど、バックごとって...
 そう考えている間にFクラスについたみたいだ。
 やっと、帰れるよ...
 そして、教室のドアを開けると、中には、
 「吉井君!?」
 「「あれ?姫路さん?」」
 姫路さんがいた。
 「どどどどうしたんですか?」
 なにやら、すごく慌ててるようす。
 その姫路さんの机の上には可愛らしい、まるでラブレターに使うような便箋と封筒が置いてあった。
 「あ、あのっ、これはっ」
 さては、誰かにラブレターを書いていたご様子。
 さて誰に贈るんだろう。
 1、僕。 まぁ、ありえないだろう。
 2、明久。100%ないだろう
 「今何か失礼なこと考えてなかった?」
 「(棒)ソンナコトナイヨ、アキヒサー」
 「ならいいけど...」
 ふぅ、危ない危ない。
 さて、続きを...
 3、雄二 そういえば———
 いろいろとなにやら夢中で話していた光景があるような...
 そうか...姫路さんの好きな人って雄二だったんだな...
 でも、これって早とちりなんじゃ———
 「これはですね、そのっ」
 「うんうん、わかってる、大丈夫だよ」
 「えっと——ふあっ」
 コテンッと卓袱台につまずいてこける姫路さん。
 その拍子に隠していた手紙が明久の前に飛んできた。
 ちょっと、覗いてみると...
 《あなたのことが好きです》
 前言撤回。早とちりなんかじゃなかった。
 「「...................................」」
 「変わった不幸の手紙だね」
 「何が!?」
 まぁ、明久って、異性にかなり鈍いらしいからなぁ。
 まぁ、しょうがないのかもしれない。
 「その手紙、いい返事がもらえるといいね」
 「はいっ!」
 「僕からもそう願ってるよ」
 さて、そろそろ帰るとしますかな。
 そのまま明久と一緒に帰って、マンション(自宅)までくると明久も話に夢中になって、ついてきちゃったみたいだ。
 「そういえば、明久の家ってどこ?」
 「いや、どこも何もここだけど...?」
 「何号室?」
 「206」
 「205だよ」
 まさか、明久がお隣さんだったとは...
 そのことにびっくりしながら、僕はそのまま家に帰って、寝た。
