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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【inzm】蕾 ( No.6 )
- 日時: 2012/10/26 22:20
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
- 002 
 ヒ「それではこれから今月の行事についての話し合いを始めます。」
 といってもこれは協議会ではないので不在の委員会は勿論ある。
 計画委員会・風紀委員会は勿論強制参加だ。
 (運営をする生徒会などもってのほか。)
 ヒ「5月は行事が盛りだくさん、ていうのは想定内だよね?」
 誰でもわかるだろう。
 5月と言えば大きな行事の一つ、『体育祭』があるのだ。
 これらを運営・企画をするのは計画委員会と生徒会。
 主に計画委員会が組み立て生徒会が手助けをする形なのだが……。
 それに加え生徒総会もあるのだ。
 今回各委員会で委員長が新しくなりマニフェストも当然変わる。
 (マニフェスト:その委員会が掲げる目標に近づくため具体的に行う行動を宣言するようなもの)
 それらを全校生徒に承認してもらうために開かなくてはいけない。
 晴「あー…九条、月予定表あるか?」
 九「は、はいっ!!」
 完全に怯えきっている。
 それもそうだ。
 各委員会で委員長は推薦や立候補で決まるが副委員長は委員長の独断で決めることになっている。
 まさか自分が選ばれるとは思っていなかったのだろう。
 そしてこの場にいなければいけないという気まずさ。
 別に自分たちは暗い雰囲気をだしている気はしてないし沈黙がこの場を制しているわけではない。
 けれど彼女にとってはこの場にいること自体が気まずいのだろう。
 理由は簡単、彼女以外は2年生なのだ。
 風紀委員会は委員長を風介、副委員長を倉掛クララ。
 生徒会は会長である俺、基山ヒロトと副会長である八神玲奈。
 彼女の所属する計画委員会の委員長は南雲晴矢。
 全員もれなく彼女の先輩となる。
 同じ立場なら耐えがたい。
 九「あ、あの……せ、先輩方のも印刷してきたのですがも、もしよろしければ……」
 なんとも気がきく後輩だ。
 風「ありがとう。」
 ヒ「もらうね。」
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