二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【おりきゃら募集〆切】 通称:王子の学園生活 【学園アリス】 ( No.12 )
- 日時: 2012/11/26 22:40
- 名前: 稀琉 ◆QP7KmvqFh6 (ID: BBO0JG4T)
- >>黎様 
 続き頑張って書きたいと思います!(`・ω・´)
 >>Dr.クロ様
 オリキャラありがとうございます!
 同級生なので早めに出せそうですので頑張ります!
 教室に入った梓を待っていたのは歓声だった。
 蜜柑は梓を見ると声を上げ、走って梓の元に走ってきた。二人は笑い合ってハイタッチをした。
 <<<<<<<<<<<<<<< 第004回 パートナー >>>>>>>>>>>>>>>
 話によれば蜜柑も合格した様だ。
 とても嬉しそうに自分の歩んだ道での出来事を話してくれる。
 「でなでなっ! そこに凄い暴力的なクマがおってん! ベアって言うんやで!」
 「そうなんですか。あ、僕の道も妙な植物が出てきたんですよ! 変な奇声あげてました」
 「そうやったんか! なんや、ホンマに大変やったなぁ?」
 「——あ、あのっ」
 可愛らしい声が聞こえてきて、二人はそちらを見た。
 そこには金髪ツインテールの少女と、同じく金髪の少年がいた。少女は微笑む。
 「わ、私は神ノ咲李梨といいます! よ、よろしくお願いします!」
 「神ノ咲さん。こちらこそよろしくお願いします」
 「よろしゅうなっ!」
 「僕は神ノ咲亜全、よろしく」
 「神ノ咲くん。よろしくお願いします」
 「よろしゅうっ!」
 「——棗っ」
 と言う棗の幼馴染である流架の叫びが聞こえて四人はそちらを見る。
 するとそこには傷だらけで顔に黒猫のお面をつけた棗がいた。棗はまっすぐに自分の席に着く。
 そういえば、と梓は隣の席を見た。星羅も来ていない。
 「……今日は休みかしら、城ヶ崎さん」
 「何処となく昨日も辛そうだったしな……」
 九六とクロノが会話をしている。
 クロノは星羅の体調が悪そうだった事も分かっていた様だ。やはりよく周りを見ているのだろう。
 「はいはーい、皆そろった所でお話がありまーす」
 「……いきなり空気が変わりましたね」
 「そうね。私鳴海好きじゃないんだけどね」
 「そ…、そうなんですか……」
 九六と梓はヒソヒソと会話をする。
 亜全と李梨、クロノにもそれは届いていたようで苦々しく笑っている。
 「転入生の梓君と蜜柑ちゃんの生活を指導する係——パートナーを選びたいと思います」
 「…パートナー……??」
 「選ばれた人は色々な事を教えてあげてください。はい、ではこっちで勝手に決めましたので発表しまーす」
 「梓君、誰がなるか楽しみやねッ」
 「はい、そうですね」
 「蜜柑ちゃんのパートナーは…日向棗くんで、梓君のパートナーは——城ヶ崎星羅ちゃんです! 星羅ちゃんには後に伝えまーす」
 数泊の間。完全なる沈黙の後。
 「「「ええええーーーーーーーーっっ!!?」」」
 「何で棗さんと星羅さんがあんな転入生を——!!?」
 「何者だよあの二人ぃ!!?」
 「じゃ、そういう事で! 後は任せまーす!」
 「こんな状況で任せないでくださいぃぃ」
 副担任の悲しみに満ちた叫びが聞こえてきたが気にしている場合ではない。
 クラスメイトも唖然呆然としているが、一番驚いているのは梓と蜜柑自身である。
 (城ヶ崎さん……って、あの…だよな??)
 (鳴海先生何考えてんのーーっ!?)
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 「ねぇ、王子様! 王子様の星階級はいくつ??」
 猫なで声でスミレが聞いてきた。
 そのニックネームに梓は若干溜息をつきつつも笑顔で答える。
 「鳴海先生に言われた話ではダブルです」
 「ほら、見てみなさいよ! 王子様ははっきりわかってるじゃないの!」
 「う…って言うか! その呼び方何なん!? 梓君困ってるで!?」
 「い、いえ……別に大丈夫ですよ」
 「見た目も性格も完璧でまさに王子様じゃない! これ以上に的確な呼び名がある!?」
 「……いいじゃない、王子」
 蛍がそう言ったことで、こうして梓の呼び方が王子へと変わっていくのだった。
 そんな事はさておきである。アリス学園男性教諭——神野の算数の授業で事件は起こった。
 「授業なんてつまんなーい! たこやき大好きコケコッコー!!」
 ——神野は曲がった事が嫌いである。
 物質テレポートのアリスによって現れた鶏の時計が叫びまくっている。
 どうやら蜜柑の仕業と神野は考えたようだ。
 蜜柑のアリスは無効化のアリスであり、そんな事はできない。
 そして——いよいよ事件が起きた。
 「きくところによるとお前はまだ階級が決まってない様だな。いい機会だ、私が決めてやろう」
 嫌な予感しかしない。
 蜜柑はだいぶ動揺と困惑している様子だ。
 「お前は……“星なし”だ!!」
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 星無しを告げられた蜜柑だった。
 しかし、持ち前の明るさで何とか復活していた。
 「佐倉さん」
 「あ、王子! おはよう!」
 「おはようございます。もう大丈夫ですか??」
 「大丈夫やで! えへへ、ありがとうな!」
 梓も静かに微笑んだ。
 が、梓はまだ問題を抱えている。星羅と未だに会えていないのだ。
 
 (…何とか会話できればいいんだけど……)
 はぁ、と小さく梓は息を吐いたのだった。
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 次回は能力別クラス編です!
 まだ登場できていないオリキャラを登場させればと思います!
 気ままにお待ち頂けるとありがたいです。
 あと、このお話も色々と省いてしまいすいません;;
 文才が欲しいです…! それとテスト前ですので来れるかわからないです(´・ω・`)
 とか言いながら今日来てるんですが((((
 実を言うと明後日テストなんですが…明日なるべく更新できるようにしたいと思います!
 のんびりお待ちください!(´∀`)
 
