二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 今日から勇者っ!『ルーザ達の旅路』★第三話更新★
- 日時: 2010/09/10 22:21
- 名前: あらびきペッパー (ID: 0tMdy3Jm)
- こんにちは〜! 
 あらびきパッパーです。よろしくお願いします!
 自分の書く小説は、モバゲー等のケータイゲーム「今日から勇者っ!」の小説です。
 分かる方はあまりいないと思います、ハイ(笑)
 頑張って書いていこうと思いますが、面白さは皆無かもしれませんのであしからず・・・(笑)
 第一話 >>1
 第二話 >>2
 第三話 >>3
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- Re: 今日から勇者っ!『ルーザ達の旅路』 ( No.1 )
- 日時: 2010/09/02 01:22
- 名前: あらびきペッパー (ID: uv8uJrDZ)
- 第一話 〜旅立ち〜 
 俺はルーザ。ユーシャ王国の市民だ。
 王国の名前は本当に痛いと思うが、突っ込むと王様に処刑されるらしい、普通に怖い
 ユーシャ王国には勇者がたくさんいる。身分に関わらず誰でも12才を超えれば誰だってなれる。
 どこかの某RPGのドラ〇エのように勇者は一人みたいなことは全くない。
 王国の名前はそこから付いたのだろう。
 王国を外に出るとヒヨッコ平原という平原がある。結構広く、ネーミングも結構ひどい・・・と思う
 ネーミングに関してはポ〇モン以下だと思う
 その平原にはモンスターが住んでいる。ただ、どのモンスターも温厚なのばかり。王国に乱入して襲ってくるようなモンスターはいない。
 まあ外に出て目が合うと襲ってくるやつといえば若干気性の荒い「タカラバウ」か「サイクロプス」くらいだろう。
 俺は今15才。勇者になれる。俺も最近勇者に興味を持ち出した。
 勇者になるためには勇者の認定試験に合格する必要がある。
 そしてその試験に合格すれば、勇者としての旅に出ることが出来る。
 試験の会場は王国の城の手前のテントだった。
 広さはかなりある。
 テントでマルスという少年から試験を受けるらしい。
 名前がどっかのパクりというわけではない。・・・本当だろうか
 だが、俺はマルスを知っている。
 俺の父さんはこの王国内で武器屋を経営していて、マルスもよく武器を買いに来ている。
 父さんの仕事の手伝いをしていた俺も、ある程度マルスとは話したりしていた。
 マルスは結構気さくで、他の市民との交流が大好きだ。だから俺も彼との会話は楽しい。
 テントの中に入った。入った場所は少し狭い部屋だった。とりあえず挨拶はしないと。
 「・・・すいません」
 「あ、いらっしゃ・・・、あれ?ルーザじゃないか!」
 マルスがいた。青い鎧に水色の髪、本当にパクリじゃないのだろうか?
 「俺も、勇者になろうかなって思って来たっす」
 「なるほど、じゃあ試験を受けに来たんだな?」
 「そうっす」
 「よしよし分かった。いまから準備をしよう」
 そう言いながらマルスは奥の部屋に入っていった。しばらくするとマルスが両手に何かを持ってきた。
 「まずは、モンスターと戦う為の最低限の装備を与えてやらないとな。これをやろう」
 そう言って渡されたのはやや重量のある鎧と、鉄製の剣。 作りは頼りない・・・が正直なところだ。
 「これらは武器屋で売ってるのと違って絶対に壊れる事のない剣と鎧だ。ただ、攻撃力や防御力は武器、防具の中でいっちばん低い。それでもないよりはマシだけどね。っていうか他の武器を渡しているとこっちの金銭面でいろいろね」
 最後は別に言わなくていいと思う
 そして装備した。
 「うんうん、かっこいいね」
 たぶんマルスはウソをついている。
 「じゃあ一番大事な、モンスターとの戦い方を教えよう」
 そう言われて、かなりの広さがある部屋に連れて行かれた。
 俺は緊張感に包まれて少し指が震えていた。
 ■第二話に続く■
 〜第一話 終〜
- Re: 今日から勇者っ!『ルーザ達の旅路』 ( No.2 )
- 日時: 2010/09/02 11:43
- 名前: あらびきペッパー (ID: uv8uJrDZ)
- 第二話 〜旅立ち②〜 
 マルスに連れられてやってきた部屋は小さめの体育館ほどあった。
 「モンスターと戦う事ができないと、例えヒヨッコ平原であっても危険だからね。まあそんな難しくないよ」
 そういいながら奥の部屋にマルスが入っていった。
 「オラ、こっち!・・・あ!そっちじゃない!!ア〜〜〜〜レ〜〜〜・・・」
 そして何かガシャンだのボコだの不自然な効果音が。
 ・・・なにがあった
 「いやぁ・・おまたせ〜」
 そう言ってやってきたマルスは何やら小さな檻を抱えている。
 そしてその中には誰もが知っているモンスター「スライミー」が。
 やはりパクりか、と思うがコイツの体はピンク色。水色でもオレンジでもメタルな色でもない。
 要するにベスでもメタルでもないのだ。
 あ・・・どっちにしたってパクりなのか。
 そして檻を開け、スライミーが出てきた。襲いも逃げもしないでこっちを見ている。かわいい。
 「ルーザにはコイツをやっつけてもらおう」
 「きゅー・・・」
 ・・・そんな顔と声で訴えかけないでくれ。
 「で、戦いのコツとかあるんすか?」
 一応聞いてみた。
 「そうだな・・・。ま、とりあえずバシュ!で行こうぜ。コイツがドン!ってしてきたら華麗に避ける!そう、カレイのようになwww」
 言ってる意味が分かりません。
 とりあえず攻撃をしないと。
 ステップを踏みながらスライミーとの距離を縮め、一気に剣を振り下ろした。
 「やあっ!!」
 「きゅーーー・・・!」
 スライミーがぼてぼてとバウンドしながら転がっていく。ああ・・・かわいそう
 「いいぞ!もう一度攻撃だ!」
 マルスの声が。そしてもう一度攻撃を仕掛ける。
 「はあっ!」
 「きゅーーーー!」
 スライミーはその場に跳ねた。
 「!」
 これには驚いた。攻撃が交わされてしまった。そして、
 「きゅーーーっ!」
 「うあっ・・・!」
 スライミーが俺の足に向かって精一杯であろう体当たりをしてきた。その攻撃で俺はバランスを崩しその場で転んでしまった。
 「きゅきゅ〜〜!」
 更に追い討ちをかけるようにスライミーが襲ってきた。
 それを俺は転がりながら避け、体勢を立て直した。
 スライミーは攻撃を交わされひっくり返っている。
 今だ。
 一気に剣を下から上へとなぎ払った。
 「きゅ〜〜〜〜・・・・」
 大きく飛ばされたスライミーは地面に落ちるとともに動かなくなり、彼の頭上にヒヨコと星がクルクル回っている。
 「よし、あれが倒したサインだ!あれはどのモンスターにも見られるんだ」
 マルスが言う。あの光景、見えてもいいのか
 「とまあ、こんな感じだ。どうだ、戦い方は分かってきたか?」
 「はい、ある程度は」
 「よしよし、じゃあルーザは認定試験合格。おめでとう、これでお前も勇者だぞ!」
 「あざっす」
 「あとは自分で己を鍛えるんだ。しばらくはヒヨッコ平原で修行を積むといいぞ」
 「分かったっす」
 マルスと別れたあと、俺は父さんに顔を出そうと思った。別にファザコンではない。
 「お!ルーザ。その格好してるって事は勇者様になったのだな?」
 「ああ、俺もこれで王国の子供に好かれる」
 「ハハハ!そうなるといいなぁ」
 「武器ってやっぱ強いほうがいいんだろ?」
 「いや、ヒヨッコに出てくる敵なら今のオンボロ装備でも大丈夫だろう。それに俺の店の品はある程度使うと壊れてしまうし値も張るものが多い。お前がクリスタルバレーでも十分に戦う力を身に付けたあたりから俺の店を使いな」
 クリスタルバレーはヒヨッコ平原から見ることのできる岩山の中の道だ。そこは大地の番人「ダイダロック」というおっかないモンスターがいるらしい。
 とりあえず今はヒヨッコ平原で己を鍛えなければ。
 「まあ、無理しないようにな。まあやられても王国に戻らされるだけだがな。勇者Pも減らない」
 勇者Pは言わばお金のようなものだ。勇者Pで店の武器を買ったりする。
 モンスターを倒せば勇者Pは手に入る。これはどこのRPGも一緒だな
 そして、俺は王国を出てヒヨッコ平原に足を踏み入れた。
 そのころマルスのテントでは・・・
 「あ。大切な事をルーザに言ってなかった」
 そんなことをマルスは言ったが、誰も聞く者はいない。
 ■第三話へ続く■
 〜第二話 終〜
- Re: 今日から勇者っ!『ルーザ達の旅路』★第二話更新★ ( No.3 )
- 日時: 2010/09/10 22:20
- 名前: あらびきペッパー (ID: 0tMdy3Jm)
- 第三話 〜ヒヨッコ平原〜 
 ヒヨッコ平原に足を踏み入れた。周りにモンスターはいない。
 その時だ。草むらから何かが飛び出してきた。
 別にポケモンが現れたわけではない。
 現れたのはヤリを持ち、鳥の格好をしたモンスター。こいつは「バトリー」。
 レア度は2。レア度というのはその地方でのモンスターの強さ。1〜5まであり、5はボスモンスター。ただ、サイズの大きいモンスターは基本の2つ上までレア度が上がる。
 レア度2なのでスライミーよりは強い。
 レア度の数値はマルスからもらった探知機で分かる。
 とりあえず攻撃をしなくては。
 「ていっ」
 剣で突いた。攻撃は命中した。
 「ぐえ・・・」
 バトリー痛そう。すごく痛そう。
 体勢を立て直したバトリーはヤリを振り下ろしてきた。
 俺はその攻撃にあわせて剣をなぎ払う。
 「げっ!」
 俺の攻撃によりバトリーは手・・・いや、羽からヤリを離した。ヤリは遠くへ飛ばされていた。
 「おらぁ!」
 「げぇ〜〜〜・・・」
 俺はすかさず剣で攻撃。バトリーはその場に仰向けに倒れた。
 そして頭にひよこが飛んでいる。倒したらしい。
 それにしても、この光景はどうにかして欲しいがどうにもならない。
 俺は少し歩いて木がある場所に移動した。
 木の場所へ行き、木を大きく揺らす。
 ぼとん、と落ちてきたのはミノムシのモンスター「ミノムー」だ。
 レア度は1だが守備力がある。
 しかしミノムーは動きが遅い。木から落とせばなおの事だ。
 前に父さんがこうやってミノムーをやっつけていた事があった。
 俺はアワアワしているミノムーに攻撃した。
 ミノムーがごろごろと転がっていくのを追いながらもう一度攻撃しようとしたその時だった。
 「ぐあっ・・・!」
 背中にもの凄い衝撃が走り、俺は大きく飛ばされた。
 後ろを見てみると、そこには宝箱のような形のモンスター「タカラバウ」、更にはスライミーと小さなオバケ型モンスター「ゴーストマジシャン」がいた。
 油断していた。おそらく俺が揺らした木の裏にはタカラバウ、スライミー、ゴーストマジシャンが昼寝でもしていたのだろう。
 俺はそれに気が付かずミノムー退治に夢中になってしまっていた。
 タカラバウはレア度3、ゴーストマジシャンは2。そしてスライミー。
 「むーー!!」
 しかもまだミノムーも倒していなかった。4体に囲まれてしまった。
 タカラバウはサイクロプスに次いで気性の荒いモンスター。しかも他の3体も昼寝をジャマされたり攻撃をされたりしてかなり怒っているようだ。
 とりあえず戦うしかない。
 俺はまず一番強いタカラバウに攻撃した。剣を垂直に振り下ろす。
 「がうっ!」
 しかし、タカラバウは自分の体を丸めてまさに宝箱の格好になった。こうなると守りは鉄壁である。
 剣の攻撃を硬い体に跳ね返されてしまった。しかも、その衝撃で手を麻痺させてしまった。
 「ガウーーー!!」
 「きゅ〜〜!」
 「フィーーー!」
 「むぅっ!!」
 4体の一斉攻撃。
 そこで俺の記憶は途絶えた。
 「おい、大丈夫か?」
 目を覚ましたとき、俺はマルスのテントにいた。
 「俺は・・・」
 「やられたのさ。モンスターとの戦いに敗れるとユーシャ王国の俺のテントに戻されるんだ」
 ・・・きっとよそのパクりだろう。
 「まあまだレベルもそれほど行ってないで4体相手じゃなぁ。気を落とすなよ」
 「ういっす」
 マルスに励まされる俺。4体相手はもうしたくない。今度から地道に戦っていこう・・・。
 「ああ。それとな・・・」
 苦笑いを浮かべながらマルスが言う。
 「ヒヨッコ平原を出る前に、酒場で仲間を作ってから冒険に出ないとこの先厳しいってのをいい忘れててな。あははははは・・・」
 笑わないで欲しい。そして先に言って欲しかった、切実に。
 ■第四話へ続く■
 〜第三話 終〜
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