二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D.Gray-man -contrast-
- 日時: 2011/09/06 22:35
- 名前: 蛍 ◆LU8WrcLlXI (ID: bVlGyEWK)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=13509
- ごアクセスありがとうございます^^ 
 蛍と申します。
 細々とD.Gray-manの二次小説でも書かせていただきたいと思います。
 途中で投げ出す可能性はきわめて高いのでお気を付けて頂けるようお願いします。
 もし、感想を書いていただけるようなことがあればとても喜びます。
 list
 序章 -罪に惑う光-
 1 >>03 2 >>13 3 >>34 4 >>44 5 >>47
 6 >>50 7 >>54 8 >>60 9 >>65 10 >>70
 11 >>78 12 >>84 13 >>89 14 >>92 15 >>97
 第一章 -GHOST-
 1 >>103 2>>106>>109
 第一章突入!
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- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.74 )
- 日時: 2011/03/10 21:13
- 名前: 赤 ◆EtcmJTqYfU (ID: VmEJEvT3)
 はじめまして!
 D.Gray-man私も大好きです(^-^)
 これからも地味に読ませていただきます(((
 更新頑張ってくださいね*!
- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.75 )
- 日時: 2011/03/10 21:47
- 名前: 葵 ◆ufwYWRNgSQ (ID: LR1GMCO/)
- 赤…? 
 まさか,赤うさ?
- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.76 )
- 日時: 2011/03/11 18:06
- 名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)
- >>69 
 いえいえ、大丈夫ですよ^^
 誰にだって遅くなることはあるんですし。
 蛍さんがやめると言うまで私は陰で応援してますので!←
 これからも頑張ってくださいね!
- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.77 )
- 日時: 2011/03/13 03:23
- 名前: 蛍 ◆LU8WrcLlXI (ID: wJNgr93.)
- 参照: http://www.nicovideo.jp/watch/sm3125687
- >>葵さん 
 死にませんよw
 キャラを殺すのは私にとってはとても難しいので><
 >>なさにえるさん
 ありがとうございます!
 摩天楼…私の中で唯一誇れるネーミングとなりそうですw
 >>赤様
 はじめまして!
 気に入っていただけるように頑張りますね^^
 >>ぜんく様
 いつも温かいお言葉ありがとうございます!
 精一杯まで行けるように頑張ります!
- Re: D.Gray-man -contrast- ( No.78 )
- 日時: 2011/03/13 03:27
- 名前: 蛍 ◆LU8WrcLlXI (ID: wJNgr93.)
- 11——— 
 カレンは消えた雪女を捜して山頂付近で見つけた洞窟へ来ていた。
 壁も天井も地面も厚い氷で覆われている。間違いない。
 カレンは意を決して奥へ進む。
 奥に進むごとに冷気が増していく。すでに耳が千切れそうなほど寒い。
 ———ここは彼女の住処だろうか……。
 しばらく進むと広い空間に出た。
 その部屋には焚き火のあとやロープに吊るされた服など以前ここで生活が行われていたことが伺えた。
 しかし今はそれらは全て氷に覆われている。
 ———これは……。
 空間の中央で背を向け立っていた雪女がゆっくりと振り向いた。
 ———このイノセンスはAKUMAのようだ。
 呪詛を唱えるその姿はさながら昇天することのできないこの世に囚われた怨霊。
 カレンは武器を構えることもせず雪女の見せる幻夢を受け入れる。
 「ティナ、ごめんね……」
 「やったー! やったー! カレンねえちゃん!」
 目の前に喜びはしゃぐシンの姿。その手には幼い彼には見合わないほどの大きな剣があった。
 肉厚の長剣で鍔は荘厳な金の細工が施されている。
 ———ついに手にしてしまったのか。
 「他の誰も抜けなかったのにボクだけ抜けたんだよ! すごいでしょ!」
 カレンはその事実に驚きと共に一抹の不安を感じていた。
 「すごいね。だけど危ないから戻してきなさい。怪我でもしたら大変よ?」
 頭をなでながら言うカレンにシンはムッとした表情になる。
 「大丈夫! どんな魔物が来てもボクがこの剣で退治してやるんだ!」
 振り付けしながら言うシンであったが最後の決めポーズのところで剣の重みに体制を崩した。
 慌ててカレンが駆け寄る。
 「ほら、それ結構重そうだし、刃物は触ると怪我するから危ないの。わかるでしょ?」
 諭すように言うカレンにシンはしゅんとする。
 「……ごめんなさい」
 反省しているシンの手から剣を受け取り——
 トクン———
 「え?」
 剣を手にした瞬間カレンは何かの鼓動を感じていた。
 「どうしたのねえちゃん?」
 シンが心配そうにこちらに目を向けている。
 カレンはなんでもないと言いまたシンの頭を撫でた。
 「今日は遅いから明日返しに行こうね」
 そう言って剣を部屋の隅に移動させるカレンにシンは未練の残った様子ではあったが頷いた。
 シンのもとに帰ってくるとシンは不思議そうな顔をしていた。
 「カレンねえちゃんは剣が持てるんだね」
 カレンはその意図がつかめず聞き返した。
 「ボクが剣を抜いた後に友達がさわらせてって言うからさわらせてあげようとしたんだ。だけどみんなバチバチってなってさわれなかったんだよ」
 その意味するところはなんだろうか。
 「……そうなんだ」
 その日、カレンは不安の消えぬまま眠りについた。
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