二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ロック×2 守るために—…〜オリジナル小説〜コメント下さい!
- 日時: 2011/07/17 07:54
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
- はい、初めましての方が殆どかと思われます。伊莉寿といいます! 
 「知らん。」「あ、視界の端っこにいたかも…」
 レベルの知名度かなと。
 恋愛系やってみたいな、と思ったのでつくってみました。ただ、戦闘シーンが入ります!ご注意下さい。
 (多分微妙。)
 この小説は、タイトルにもある通り、オリジナルです。
 イナイレの小説を書いていますが、此処にはイナイレ要素ないです^^;
 タイトルは、スレッドのロックと全く関係ありません。
 では、注意点。
 ・荒らし等はご遠慮ください!
 ・1作目の更新を優先させていただきます。なので亀さん程度の更新になるかと…。
 以上の事が許せる方は、welcome!
 時間がある方は、コメントやアドバイス等、よろしくお願いします☆
- Re: ロック×2 〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.32 )
- 日時: 2011/07/17 08:21
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
- 第20話 
 暑い。
 ユロの頭の中を、その2文字が占拠する。
 訓練場は空調が効いているはずなのに、何故だろう。とても暑かった。
 ユロが辺りを見渡すと、其処には沢山の機械の部品が散らばっている。鎌で切り刻んだロボットの部品だ。
 ロボ「訓練メニュー3、クリア。」
 ユ「う〜〜っ、やった〜!!!」
 大の字になって寝ころぶ。しかし直ぐに起き上がりもう一度当たりを見渡す。
 紫音達がいない。
 ユ(あっれ、何処行ったんだろ?)
 その時、ロボットが妙な事を言い始めた。
 ロボ「怪物、組織ビル前に出現、ナンバー1戦闘中…」
 ユ(ナンバー…1?)
 ユロが首をかしげている、まさにその時。外では、弓が飛んでいた—
 ぐ…と苦しそうな声を出し、最後の怪物が倒れた。
 安堵の声を漏らす倒した本人、紫音は弓矢を転送する。必要のない時は転送しておかないと邪魔になる。
 彼女の周りでは拍手する通行人。『正義の者』の戦いは、彼等にとってパフォーマンスの様な物。何せ圧倒的に強い彼女達がいれば、自分達は安心だから。
 落ち着いて戦いを見る事を楽しんでいる。
 裏で彼女達がしている苦労なんて、全く知らないのだろう。
 紫「見回りしといて良かった〜…」
 気を紛らわすため、適当にそう呟くと通行人の1人が食いついてくる。
 通「すごかったです!!ホントに強いですね!!!!」
 女性の目が輝いている。紫音は愛想笑いで返す。
 通2「綺麗ですね、モデルみたい…」
 今度は男性。紫音はスルーした。組織のビルの中に入り、呼吸を整える。それから、報告に行かなくては、と思いエレベーターに乗った。
 ロボ「訓練メニュー2クリア。」
 ユロは疲れ切った体を床の上に投げ出す。幾らなんでも飛ばし過ぎた。
 訓練を始めて8時間。そこそこ力はついてきた。
 音「もう終わりにしたら?」
 ユ「!音夢!!何時の間に…」
 音「今さっき来たの。」
 人間サイズになっている音夢は、後ろを指さす。そこには、微笑む紫音。
 ユ「あ、そーいえば2時間くらい前に怪物が出たとか何とかロボちゃんが…」
 紫・音(ロボちゃん??!)
 何時の間にロボットと友達になってるの、と心の中で突っ込む2人だが、紫音は一応説明する。
 紫「そのロボはね、化け物‐ジャスティスキラーから送られる‐が出現したら教えてくれるの。私は元々見回りしてたから倒したんだけど…」
 ユ「ナンバー1って?」
 音「私達の事!」
 ナンバーは数が若いほど組織の中で強いという事になる。テストの順位と同じだ。
 ナンバーは、均等に与えられたチャンスの中で自分をアピールできれば上がっていく。
 紫音達は組織で最も強い。
 音夢のデータ化を上手く利用している戦い方で、女王に認められてから負けた事は一度もない。
 ユロが感心したように息をはく。
 紫「そろそろ夕食の時間だよ、一緒に行こ!」
 差しのべられた手を握り、ユロが立つ、と…
 ユ「!!痛っ!!!」
 音「…筋肉痛?」
 紫「のようです…^^;」
 ユロの訓練生活、一段落☆
 *あとがき?*
 ロ「待て俺の出番は??!!」
 伊「ごめんなさい☆」
- Re: ロック×2 守るために—…〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.33 )
- 日時: 2011/07/21 20:20
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
- 第21話 ちょっと息抜き…?☆ 
 ユロは部屋で一息ついていた。足に貼った湿布が冷たくて気持ちいい。
 昨日の特訓が終わった後、部屋に戻ったユロはロックと再会しおしゃべりを楽しんだ。
 それが終わると速攻ベッドに入り寝息を立てる。ロックは呆れたような顔で見守っていたが、微笑みを浮かべ自分も眠りに着く。
 そして今朝。朝食を食べ終わり、今日も特訓場へ行こうと立ちあがり、筋肉痛に耐えて歩く。
 紫「ユロ〜♪今日、特訓場閉鎖だって。」
 同じ棟に部屋がある紫音が、廊下で会ったユロに言う。ユロが驚いたように立ち止まる。
 紫「…?どうしたの?」
 ユ「そんな…やる気満々で行こうと思ってたのに…」
 俯いて呟くユロを見ていると、紫音は何も悪くないのに罪悪感を覚えた。
 紫「じゃあ、お仕事行こう!」
 ユ「へっ?」
 明るい顔で提案。
 紫「外に行こうよ、案内する!!」
 こうして、組織の本部近くにある街に来たユロと紫音。
 ユ「仕事…って?」
 紫「まずは街を覚えましょう!そうしないと、見回りにいけないから。」
 街は明るかった。沢山の人と店、果物や綺麗な皿など…
 空中に設置された車道。透明で外から中が見える。勿論、中から外も見える。夜は絶景らしい。
 紫「アイス食べに行こ♪」
 ユ「えっ。」
 街で自由行動、の気分の紫音に引っ張られ、ユロは街に連れ込まれた。
 結局マンゴージェラートを食べ、ベンチに座り街についての説明を聞く。
 この街はイースローワールドで一番大きく一番発展しているシャインストリート。
 人口が多く組織の本部もある為、ジャスティスキラーに狙われやすい。
 ユ「なるほど〜…」
 紫「抹茶も食べようかな〜☆」
 …そんな紫音を呆れたような顔で見るユロ。一体何をしているのだ、と言いたげな視線。
 ユ「!これっ…」
 ユロは冷たく殺気の混じった視線を感じ取る。紫音も若干ユロより遅いものの反応する。
 1人、ユロの瞳に浮いて見える人物。
 長く腰まである黒髪。光を映さない黒い瞳。布切れのような白いワンピース。
 女性。
 ?「ね…ここら辺で『正義の者』の本部があるって聞いたんだけど…」
 紫「貴方に教えられない。何故なら本部を潰そうとしているから。」
 へえ、と女性が息を漏らす。意外だったようだ。
 ユ「本部を…潰そうとしている…?もしかして…!!」
 女性が腕を組む。すると黒い光と衝撃波が周りにいた人々を襲う。
 ユロが3秒ほどしてから目を開ける。
 ユ「……!!!!!!」
 灰色の狼。
 大きい、灰色の狼。さっきの女性がいた所に居たのは狼。
 狼「頭良いんだ…でも任務だしなぁ…」
 キラリ、と輝く爪と牙。
 紫「見てて、ユロ。」
 紫音が立ち上がる。周りに居た人々の無傷を確認、転送装置を取り出した。
 紫「街の中での戦い方…見て覚えて。」
- Re: ロック×2 守るために—…〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.34 )
- 日時: 2011/07/29 14:06
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
- 第22話 
 転送装置から取り出したのは…ユロには意外な物。
 メガホン。
 紫音が画面を押して夢音の人間サイズを呼びだす。そしてメガホンを渡した。
 紫「さて、お待たせしまし…!」
 狼「遅い…遅すぎる…」
 ユ「!」
 目に見えないスピードで狼が紫音に襲いかかる。前足の長い爪が紫音を切り裂こうとする。
 狼「!!!?」
 紫「だから、お待たせしましたって謝ったじゃない?」
 狼の長い爪を抑える、剣。
 狼「何時の間に…?!」
 夢「皆さんにお知らせです!現在ジャスティスキラー1体が街で暴れており、『正義の者』が対抗しております。怪我が無いように、お気をつけてお帰り下さい!繰り返します…」
 ユ(校内放送みたい…^^;)
 紫「さて…貴女にもお帰り願いたいのですが…嫌だというのなら、私が倒しますが?」
 狼「ふざけるな、私はそこの☆バカを倒しに来たんだ。」
 ユ「☆バカって私??!」
 紫音と音夢が笑いをこらえている…ユロはショックを受けた^^;
 紫「残念だけど、ユロはまだ試験に合格してなくて『正義の者』じゃないの。一般人扱い。だから…」
 音「保護の対象なの!」
 狼「!」
 校内放送を終えた(笑)音夢が剣を片手に切りかかる。狼はかわし紫音に再び切りかかる。
 紫(私ばかり狙う…あの弓矢が出せないっ!)
 紫「…!音夢!!」
 紫音から音夢に転送装置が投げられる。紫音は剣で狼の攻撃を耐えている。
 音「これで終わり…!拘束器具、かげ追い!!」
 転送装置から飛び出したカプセルが光り、丈夫な鋼で出来た拘束器具へと変わる。
 狼「こんなの当たる訳無いでしょ!」
 紫「知ってる。」
 かわした狼が地面に足を着くと、突然バランスを崩し倒れた。驚いて足を見ると、かわしたはずの拘束器具で縛りつけられていた。
 狼「!!!?」
 音「その拘束器具は素早いジャスティスキラーの動きを止めるために作られたかげ追い機能搭載。」
 紫「例え避けたとしても対象物を追い目に見えない動きで追い掛け縛り付ける。貴女には打って付でしょう?」
 紫音が転送装置から弓矢を取り出す。矢の先を確認し打ちこむ。
 ユロには残酷に見えた。何も、そんな事をしなくても…
 ユ「ーッ!!」
 紫「音夢、本部に転送してくれる?」
 音「了解。報告はよろしく。」
 報告は本来、直接するものだが本部から離れていた場合、転送装置での報告も許可されている。
 音夢が消えるのと同時に狼も消えた。紫音が報告しようと転送装置の画面を押す。
 紫「もしもし、こちら紫音!町を巡回中にジャスティスキラーを発見、倒しました。ユロも一緒です。それは音夢が転送しました、はい、ありがとうございました。」
 ユ「紫音…」
 報告が終わったのを見届けると、ユロが恐る恐る尋ねる。
 ユ「さっきの…殺した?」
 紫「何で?!殺さないよ!!」
 ユ「…へ?」
 紫音が言うには、ジャスティスキラーは倒す=気絶させた後、本部に転送し話せるほどのレベルなら組織について尋問するのだという。
 ユ「…」
 紫「女の子に殺せ、は無いよ。私、嫌だもん。」
 頬を膨らませて怒る彼女は、直ぐに笑顔で帰ろう、と言った。
 その笑顔を見て、ユロは言いたかった事を忘れて、頷く。
 こうして、2人は本部に帰った。
 抹茶ジェラートの存在を忘れて☆
- Re: ロック×2 守るために—…〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.35 )
- 日時: 2011/08/22 12:45
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
- 第23話 ユロの部屋☆ 
 ユ「〜…う〜…。」
 朝の暖かな日差しが差し込む部屋。白の壁紙に木製のベッド。シーツは白で布団のカバーも白。
 とりあえず住めれば良いや、というユロの想いが詰まっている部屋だった。
 昨日も特訓をしていて、紫音程ではないが、メニューはかなりこなせる様になった。しかし特訓続きで疲れている。昨晩は泥のように眠った。
 街で紫音がジャスティスキラーを捕えたのを見てから、もうかれこれ2カ月。今日はとうとう試験の日。
 正義の者になるには試験がある。特訓場で特訓し、実力が十分あると認めた会長が決定したのだ。
 気合が入りすぎて、夜遅くまで特訓場に居たユロは、目が覚める事を拒んだ。
 ロ「ユロ〜、朝だぞ、起きろ〜!」
 転送装置から飛び出し、ロックが声をかける。しかし一向に目覚めない。
 ロ「ユ〜ロ〜!!」
 ロ(仕方ない、こうなったら奥の手!)
 彼が取りだしたのはメガホン。それは拡大メガホンと呼ばれる。主に『正義の者』同士が離れてしまった時に使われる。
 …物凄く、声が大きくなる道具だ。
 ロックが深呼吸してメガホンに口を当てた。
 ロ「ーユロー!起きろー!!!」
 ユ「っ!!!」
 部屋中に思い切り響き渡るロックの声に、ユロは跳ね起きた。戸惑って辺りを見渡し、ロックの存在に気付く。
 ユ「えっ…あれ、ロック??」
 寝起き特有の虚ろな目でロックを見下ろす。小さいデータ化状態。
 ロ「…//きょっ、今日午前中に試験だったのに、寝てんじゃねーよ!」
 ユ「あーうー、…そっか!!!」
 ベッドから飛び降りて、慌てて時計を覗き込む。もう8時を過ぎている。
 試験開始時間を必死に思い出すと、8時15分だった。
 ユロが慌てて服を取り出し、着替えようとした…動きを一瞬止めてロックを振り向く。
 ユ「転送装置に、戻っておいてね★」
 ロ「…勿論。」
 中途半端ですが続きます!
- Re: ロック×2 守るために—…〜オリジナル小説〜コメント下さい! ( No.36 )
- 日時: 2011/09/15 01:49
- 名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)
- 第24話 廊下を走る2世 
 ユ「はあっ、はあっ…」
 バタバタと慌ただしく廊下を走るユロ。右手に持った転送装置が落ちそうだ。
 試験会場は、部屋から少し離れている。部屋を出て大きな廊下を真っ直ぐ進み、途中で狭い廊下の方へ入ったその先にある。
 大きな廊下を全速力で走ると、周囲の部屋にも足音が聞こえるらしい。部屋と言っても、あるのは会長の部屋位だ。
 出来れば走りたくないが、試験は会長も見るらしい。つまりこんなギリギリの時間に会長が居る訳無いとユロは踏んだ。
 …が。
 会「…おや、紫音の様な人ですね、廊下を走るなんて。」
 まったりとお茶を飲みながら呟く会長が居た。
 ユ「セッ…セーフ…!!!」
 会場の扉を開けると、ユロはその場に座り込む。訓練で鍛えたはずの体力も、体自体が疲れていてはあまり役に立たない。
 時計は8時13分をさす。職員の人だろうか、会場に居た男性が20分までゆっくり休んでて、と言ってくれた。
 ユロにとっては有難すぎる一言。ふーっ、と息を吐き体育座り。
 ロ「良かったな。」
 ユ「うん、何とかなったよ!」
 と、言うが早いか彼女は立ち上がり準備運動を始めた。これでスッキリ、とロックに笑いかける。
 もう時間です、職員が休憩時間の終了を告げた。
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