二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- BUSTRKEEL!改
- 日時: 2011/09/10 19:07
- 名前: 麗羅 (ID: ia9Umcvq)
- 前にも、同じのを書いたけど、うまくいかなかったので、書き直しますね。 
 キャラクター紹介
 イオン(女)
 ・この物語の主人公。普段は、人間の姿をしているけど、本来の姿は『星の使徒』と呼ばれる魔獣。10年前、突然いなくなった恋人を捜して旅をしている。
 キール(男)
 ・自分を人間の姿に変えた魔獣使い・シバを捜している。本来の姿は、『龍猿(ドラゴンエイプ)』と呼ばれる魔獣。
 ブルー(男)
 ・川や湖を守る魔獣『水鬼』。故郷の村を滅ぼした魔獣『黒切』を捜し敵打ちしようとしている。普段は、人間の姿をしている。
 〜あとから多くのキャラクターがでてきます。
- Re: BUSTRKEEL!改 ( No.1 )
- 日時: 2011/09/10 22:31
- 名前: 麗羅 (ID: ia9Umcvq)
- Burst1 『キールとの出会い』 
 イオンは、ワンメロの町の屋根の上にいた。
 イオン「旅を初めてからもう9年か〜。早いな〜年月が経つのって」
 イオンは、屋根の上に寝そべりながら言った。
 イオン“......それでも、刹那がどこに居るのか分からない”
 彼女が旅をしている理由はただ一つ。10年前の四凶大戦争以来、行方不明になっている恋人、刹那に会うためだ。四凶の一人として恐れられている『黒切』刹那。
 イオン“風のうわさでは、水鬼一族を滅ぼしたって聞いた。あの優しかった刹那がそんなことするはずないと思うけど...”
 そんなことを考えていると、屋根の下から子供達の声がした。見るといつも歌を聴かせている園児達だった。
 園児達「ねぇイオン姉ちゃん!下に降りて歌を歌って!!」
 イオン「はいはい。じゃあいつもの場所に行こうか」
 園児達「わーい!!」
 〜ワンメロ、中央パーク噴水前〜
 そこには、保育園の園児達や先生、親など多くの人が集まっていた。
 園児達「あっ!来た!!」
 イオン「すみません。遅れてしまって」
 先生「いいえ。いいんですよ」
 園児達「だめ〜!そんなの」
 イオン「ごめんね。ちょっと考え事してたら遅くなっちゃって。歌う曲は何がいい?」
 イオンがそう言うと、いろいろな曲名が飛び交った。
 園児達「『明日天気にしておくれ』!」「『君がいるから』!」「『ひとりぼっちじゃない』!」
 イオン「どれか一つにしてほしいんだけど」
 園児達「じゃあ『心のアンテナ』!」
 イオン「分かった。『心のアンテナ』だね」“今言った中になかったような気がするけど...いっか”
 ♪ぜんまいが切れて静止した未来、屋上で二人沈む町を見てた。あなたの前髪フワリ風にまって、瞬間見とれる空気と踊ってた。草原を渡る船に乗ろうか。沈黙をやぶに呟くあなた。草原を渡る船が見えるね。私達乗せて膨らむ白い帆が♪
 歌い終えると大きな拍手が沸き起こった。
 園児達「わー。すごいすごい!」「きれいな歌だった!」
 先生「ありがとうございます。毎日」
 イオン「いえいえ。こっちも楽しいですから」
 こうして、歌を聞かせ終わると必ず園児達を保育園に送る。
 園児達「また、明日もうたってね!」「遅れるのは無しだよ!」
 イオン「はいはい。また、明日ね」
 そうして、帰る途中だった。また呼ばれて上を見ると、電灯にぶら下がってイオンの名前を呼ぶ人がいる。
 ?「イオンー!!イオン出てこーい」
 何だかわかんないけど、呼ばれたしこれ以上は迷惑なので、行くことにした。
 ?「イオン出てこーい」
 イオン「あの!」
 ?「ん?」
 イオン「イオン......ですけど」
 ?「んん? 雷の拳バッチ......魔法拳士か」
 イオン「そっそうだけど」
 ?「なら俺の捜していたイオンだ」
 イオン“いや、それ以前にあなたが呼んでたんじゃ”
 イオン「えっと、何問か質問していいかな?」
 ?「あ?ああ。いいぜ」
 イオン「一つ目、あなたは誰なの?」
 ?「俺は......ホレ!」
 イオン「え? 拳の冒険者バッチってことは......」
 ?「冒険者!キール。格闘家だ」
 イオン「分かった。じゃあふたつ目、何で私を呼んでいたの?」
 キール「ああ。そうだ。シバがこの町にいるって聞いたから来たんだ。お前、何か知らねぇか?」
 イオン「シバってあのシバ?」
 キール「あのクソヤローに決まってんだろ」
 イオン「クソヤローって......シバに恨みでもあるの?」
 イオンがそ言うとキールは地面を叩いていった。
 キール「奴は俺の大事なものを奪った......」
 イオンが何か言おうとしたその時、突然悲鳴が聞こえた。
- Re: BUSTRKEEL!改 ( No.2 )
- 日時: 2011/09/11 14:32
- 名前: 麗羅 (ID: ia9Umcvq)
- 町の人「うわーー!!!」「魔獣だー!!」「魔獣が出たぞー」 
 イオン「魔獣!!?」
 行ってみると、もう他の冒険者が魔獣『リザードマン』と戦っていた。
 しかし、数が多くとても二人だけでは無理があった。片方の冒険者がやられそうになる。
 イオン「あぶない!!」
 イオンはすかさず飛び出し、魔獣に攻撃する。
 イオン「燃えよ!火星の力『バーニングファイヤー』」
 冒険者「たっ助かったぜ」
 イオン「冒険者イオンです。私も戦います」
 キール「冒険者キール。俺は手伝わん」
 イオン「何言ってんの!困っていたら助けるのが義務でしょ!」
 イオンはそう言いながらもう魔獣を10体は倒していた。
 キール「俺はお前に聞きてェことが」
 イオン「今の状況を考えてから言ってくれる?」
 キール「シバの事だよ!!」
 キールは、そう言いながらイオンを軽々持ち上げた。
 イオン「ちょっと!下ろしてよ!」
 キール「冒険者だろお前、何か知らねぇのかよ!」
 キールは、イオンを持ち上げたまま魔獣の攻撃を避けながら言った。
 イオン「シッシバなら2年前から行方不明よ!!」
 イオンは、魔獣使いの冒険者なら誰もが知っている事を当たり前のように言った。
- Re: BUSTRKEEL!改 ( No.3 )
- 日時: 2011/09/11 14:27
- 名前: 麗羅 (ID: ia9Umcvq)
- すると、キールは急に手を離したので、イオンはそのまま地面に落ちてしまった。 
 イオン「イッタ〜。ちょっとぉ!!」
 キール「行方不明だと.....」
 イオン「え!?」
 キール「3年も旅してやっと見つけたと思ったのに......」
 魔獣「シャーッ!!」
 キール「うるせぇーッ!!」
 キールの怒り声と共に向かってきた魔獣が瞬殺された。
 キール「どこに......行きやがったシバー!!ボケシバが!」
 魔獣「ギャー」
 キールの八つ当たりとともに向かってきた魔獣は一匹残らず瞬殺された。イオンが冒険者と話をしている時もキールの怒りは治まっていなかった。
 冒険者「おかげで助かったぜ。ありがとよ」
 イオン「このリザード達はどうするんですか?」
 冒険者「素直に森に帰ってくれるなら、いいんだけどな」
 イオン「あっ!そういうことなら私に任せてください」
 冒険者「え?」
 イオンはそう言うと、歌を歌い始めた。すると、とたんに魔獣がおとなしくなり、森へ帰って行った。いままで怒っていたキールもおとなしくなっていた。
 冒険者「今の歌は......?」
 イオン「今の歌は、魔獣使いの旋律魔法『クールダウン』を、歌にしたんです。私は、旋律魔法を歌にすることができますから」
 すると、町の人から歓声を浴びた。
 町の人「ありがとうございます。さすがは冒険者の方々!!」「これで町も無事に......」
 イオン「いえ。また別のリザードがやってくると思います」
 町の人「なっ何ですと」
 イオンは厳しい顔つきで言った。
 イオン「リザードが町中に現れる理由は大きく分けて2つ。森に食糧がなくなったか、誰かに命令されたかです。食糧なんて山火事でもないと考えられませんから」
 町の人「そしたら誰かに......ってことですか......」
 冒険者「嬢ちゃん。その命令してる奴ってのはどんなんだ?」
 イオン「たいていは『ボスリザードマン』ですけど......」
 冒険者「『ボスリザードマン』C級魔獣か......」
 そこに、いままで黙って聞いていたキールが、口を出してきた。
 キール「何だ。C級って」
 イオン「え?......あっああ」
 イオンは、冒険者なら誰もが知っている、初歩的な事を聞かれたので、一瞬驚いたが、町の人にも教えようと思っていたのでちょうどよかった。
 イオン「冒険ギルドによって定められた、魔獣の強さを表す平均の階級のことだよ。Sから順に、A、B、C、D、E、F、G、と表されているの」
 イオンの説明を聞き終えると、町の人が困った顔をしていた。
 町の人「どうします。さっきの奴らより手ごわいとなると......」「う〜む」
 そこへ、冒険者たちが、笑いながら言った。
 冒険者「俺達が退治してやってもいいぜ」
 町の人「本当ですか!?」
 冒険者「でも、それなりの報酬を......」
 町の人「ふむ......」
 イオン“それじゃあ、脅迫に近くない?”
 イオンがそう考えていると、冒険者たちが提案を出してきた。
 冒険者「よう、あんたら。よかったら、パーティー組んで一緒にやらねぇか?仲間は多いにこしたことはねぇからな」
- Re: BUSTRKEEL!改 ( No.4 )
- 日時: 2011/09/11 18:24
- 名前: 麗羅 (ID: ia9Umcvq)
 イオン「え?」
 イオンは一瞬どうしようか迷った。戦いは極力避けたかったが、誰かに命令されたのだとして、命令したのが『キングリザードマン』だったら、次は『ボスリザードマン』が来るだろう。それでもダメなら、『キングリザードマン』自身が来るかもしれない。
 イオン“いくら私でも、『キングリザードマン』が20体も来たら、さすがに‘元の姿’にならないと倒せなくなる。今のうちに倒した方がいいか......”「分かりました。私も手伝います」
 冒険者「おっ!そうか。」「兄ちゃん。あんたの力、期待してるぜ」
 キール「は!?」
 キールは、本気で驚いた様子で、こっちを見てから、すぐに答えた。
 キール「俺はやらんぞ。めんどくせぇ。」
 それを聞いたイオンは、挑発するように、ボソッっと言ってみた。
 イオン「とか言って、ホントは恐がってたりして......」
 キール「誰が恐がりだと〜?やってやろうじゃねぇか。『ボスリザードマン』なんて、俺が一撃で倒してやるわー!!」
 キールはまんまと、イオンの挑発に乗ってくれた。
 イオン“......この人、単純すぎ”
 冒険者「OK。じゃあ明日の朝出発で!」
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