二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 本当に好きな人
- 日時: 2011/11/06 20:21
- 名前: あんみつ姫 (ID: aiF63/3y)
- 新モノ書きます。応援ヨロ♪ 
 ※※注意※※
 ・荒らしは×
 ・暴言×
 ・ケンカ×
 ・ため口○
 楽しくやりましょう☆
 〜登場人物〜
 中原 由紀奈 (なかはら ゆきな) 桜並木中学校の、1年A組。運動オンチ。勉強オンチ。でもかわいくてやさしい。幼なじみの健のことが昔から大好きで、最近話してくれない健を心配している。しかし、由紀と出会い、だんだん由紀の方に気持ちが動き始める。
 斉藤 由紀 (さいとう ゆき) 由紀奈と同じクラス。学年一チビで小柄でかわいく、学年で二番目にモテる男。。運動神経抜群。サッカー部に所属する。健とはいつもライバルであり、親友。でも、由紀奈と同じぐらいの勉強オンチ。次第に由紀奈のことを意識しはじめ・・・。
 松田 健 (まつだ たける) 由紀奈と同じクラス。運動神経抜群。勉強は学年トップ。さらにルックスも良く優しい、学年一モテる男。サッカー部に所属し、由紀とはライバルであり親友。実は由紀奈のことが好きで、最近緊張して話せずにいる。のちに、由紀奈と由紀の関係を心配し始める。
 中川 美香 (なかがわ みか) 由紀奈の同級生。由紀奈の親友。由紀の事が大好きで、常にすきあらばアピールしている。家はお金持ちで、かなりのお嬢様。次第に深まり始める由紀奈と由紀の関係に嫉妬する。
- Re: 本当に好きな人 ( No.1 )
- 日時: 2011/11/06 22:20
- 名前: りんご (ID: mwz5SFMT)
- こ・・・来れたぁ! 
 がんばってねあんみつ姫☆
- Re: 本当に好きな人 ( No.2 )
- 日時: 2011/11/07 16:15
- 名前: あんみつ姫 (ID: aiF63/3y)
- アリガトウ♪ 
 もう、誰と誰がくっつくか分かったよね?
- Re: 本当に好きな人 ( No.3 )
- 日時: 2011/11/07 17:11
- 名前: あんみつ姫 (ID: aiF63/3y)
- はじめまして。わたし、中原由紀奈といいます。 
 ただいま、七時四十五分。
 今日は早起き。
 久しぶりに早く起きることができた。
 いつもは遅刻ギリギリで中学に着くのだが・・・・・。
 「いってきまーす。」
 廊下の奥に向かってわたしは声をはりあげた。
 「いってらっしゃーい。」
 掃除機の音に混じってお母さんの声がした。
 わたしはがちゃりとドアノブを回して、ドアを押した。
 「あっ。」
 わたしの前をちょうどタケちゃんが通りすぎた。
 とたんにわたしの頬は熱くなる。
 「お・・・・・は・・・・よう・・・・・・。」
 言った頃にはもうタケちゃんは行ってしまった。
 説明しよう。タケちゃんとは、本名、松田健。
 勉強もできて運動神経抜群。そして、めちゃめちゃかっこよくて優しい幼なじみ。
 でも最近は話してくれない。
 わたしのこと嫌いになっちゃったのかな・・・・・・・・・・・・。
 わたしは無言でタケちゃんの背中を見つめながら歩いた。
 それから何分たったろう。
 つまらない時間はとても長く感じた。
 はやく中学に着かないかな・・・・・・・。
 「おっはよーーーーーーーう!」
 後ろからとびかかって来たのは・・・・・、
 「美香りん!」
 「おっそいよ。由紀奈ぁ!」
 「え?いつもより早く来たけど・・・・・。」
 「忘れたの?」
 「え?」
 「今日席替えだよ。みんなもうとっくに来てるって。」
 「そうだったんだ。」
 「由紀奈はゆっくりだなぁ。いーなー、由紀ちゃんと隣だなんて。」
 「え?わたし、隣、由紀ちゃん?」
 「そうだよ。ぶーぶー。」
 「わたし、斉藤君としゃべったことない・・・・。」
 「由紀奈!由紀ちゃんにほれないでよね!」
 「ほれないよ!だって、わたしの好きな人、タケちゃんだもん・・・。」
 「いやいや。由紀奈、理想が高すぎだから由紀ちゃんに惚れちゃうかもしれないじゃん。」
 「そうかなあ。」
 「ま、いーや。教室いこ?」
 「うん。」
 中島美香(通称、美香りん)は、斉藤由紀(通称、由紀ちゃん)のことが大好き。
 美香りんはお嬢様で、流行を知っている。
 わたしはよく教えてもらっているのだ。
 今日も、その話かな?
 「由紀奈、おまじない知ってる?」
 「あの、なんかするといいやつ?」
 「もう、ぜんぜん知らないんだから!」
 美香りんはくるくるカールの二つ結びを左右に振った。
 「あのね、消しゴムに緑のペンで好きな人の名前を書いて、誰にもばれないように使い切れば、その人とうまくいくんだって。
 それでねそれでね。わたし、由紀ちゃんの名前書くから、由紀奈も健君の名前書かない?」
 「いいけど・・・。」
 「じゃあ書いてね!」
 キーンコーン
 鐘が鳴った。
 「じゃ、休み時間までに書いといて。」
 そして、わたしは、自分の席に座った。
 隣には、あの由紀ちゃんがいる。
 わたしはだまって前を向いた。
 「国語を始めるぞー。」
 先生が言った。
 あれ?
 持ってきたっけ?
 ないないないないない!
 どうしよう!
 隣では由紀ちゃんが教科書を見つめてる。
 どうしよう・・・・。

