二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【銀魂】 華ノ音 .【コメントください!】
- 日時: 2012/05/12 11:05
- 名前: 眼井路 (ID: yQYsQ8Ds)
- 初めまして!! 
 眼井路です、読みはめいろです
 小説なんて書いたことねーぜコノヤローなんですが
 足を向けては寝れない空知大先生様の銀魂を二次で書かせてもらいます!
 初心者っぽいのですがコメントください!!
 泣いて喜びます←
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- Re: 【銀魂】 華ノ音 . ( No.1 )
- 日時: 2012/05/11 22:08
- 名前: 眼井路 (ID: yQYsQ8Ds)
 第一訓 あのね、
 夏って、暑くってキラキラしてて眩しい。
 水は冷たいし、空は何時もより一層青い気がする。
 そしてなにより
 風、涼しくて嫌なものを運んで行ってくれる。
 暗い、臭い。
 あちこちから叫び声や絶叫が聞こえてきて、
 私の身体は赤く染まる。
 そしてなにより、
 風、生臭い血の臭いを運んでくる。
 「だああああああああっっ!!」
 自分の絶叫で目が覚めた、身体は汗でびっしょり。
 此処は何処だろう、あたしは何でこんな所にいるんだ。
 周りは白い壁に白い床白い天井。身体には真っ白な毛布が被せられている。
 病院のベッドの上のようだ。
 体中に細い管が繋がれている、これは恐らく点滴なんだろう。
 吐 き 気 が す る。
 ぐらぐらと傾く視線。叩かれた様にずきずきと痛む頭。
 針がちくりちくりと身体に入っていきそうなこの感覚。
 ぐ、と点滴の管を掴むと重いっきり引っ張った。
 自分の血液が白いシーツの上に点のように飛び散る。
 重い脚を引きづり、手すりに掴まりながら病室であろう部屋から出た。
- Re: 【銀魂】 華ノ音 . ( No.2 )
- 日時: 2012/05/11 22:28
- 名前: 眼井路 (ID: yQYsQ8Ds)
 第二訓 あたし、
 室内から出ると周りは驚くほど白く人気は無かった。
 脚を引きづりながらよろよろと歩く、出口は何処だろう。
 あたしの居た場所は地下だったらしい、窓は無く空気も何となく悪い。
 見付けた階段を上るとそこには、
 「御用改めである!真選組だ!!」
 …なんだなんだ、なにこれ撮影?
 思わず階段の陰に隠れた死角だからこっちの様子は見えない、はず。
 骨の折れるような鈍い音。低く響く男の声。何これ、ちらりと様子を見ると刀を持った男たちが白衣の男たちを斬っている。
 意識は其処で途切れた。
 涼しい、気持ちがいい温度だ。
 うすら明るい光は決して気味が悪いわけではなく心地よい明るさだった。
 自然と覚めた眼にはくらくらとしたあの感覚は残っていなかった。
 ゆっくりと上体を起こすと腕などには包帯が巻かれていた。
 何でだろう、誰がやったんだろう。
 「起きたの?」
 びくりと静かな声に肩を竦める。
 ゆっくりと後ろを振り返るとそこには地味な風貌だけども優しそうな地味な青年が一人。
 「今二回「地味」っつったよね!?地味って言ったよね!?」
 「だって地味なんだもん、」
 青年は若干怒った様子で声をあげるもすぐに落ち着いたようで名前を山崎退と名乗った。
 「君の名前は?」
 「知らない。」
 「住所は?」
 「無い。」
 「出身は?」
 「知らない、親はいない家族無し、年齢も知りませーんっ、」
 「ちょ、答えるの面倒だからって一気に応えないでくれる!?」
 だって面倒なんだもん、なんて小さく呟いて肩を竦めて見せる。
 不思議と自分の事は憶えていなかった。
 今思えばこの時すでに不審に思っていなければおかしいのである。
 何で自分はこんなに気楽でいられたのかなんて。
 あのころは考えてなくて。
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