二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- らくだい魔女と天空の花(2話)
- 日時: 2012/10/15 19:13
- 名前: えんじん (ID: bPAPej8q)
 「カーリーン!!」
 「あらぁ、フウカちゃん・・・あれっ、チ、チ、チトセ君!?
 ど、ど、どうしたのぉ?」
 「あのね・・・」
 あたしは、昨日の夢の出来事を話した。
 「うーん・・・」
 「ねっ!あやしいでしょ!?」
 「ねぇ、それってもしかして・・・。緑の国に言い伝われている、 「天空の花」じゃなぁい?」
 カリンが話したことは次のようなことだ。
 昔、銀の国、緑の国、青の国の王たちが、旅に出ました。
 その旅先で青の国の王が倒れてしまいました。
 なんとか、命は助かったもののとても衰弱していました。
 そこで、緑の国の王が言いました。
 「人に、命の恵みをもたらす花があると聞く。その花をなんとか手に入れることは、出来ないのだろうか・・・・。」
 そこで、青の国の王は意識がもうろうとする中で、
 1日だけ時を止める魔法をかけました。
 2人の王は、なんとか花を手に入れる事が出来ましたが、
 銀の国の王が、誤って風の魔法で吹き飛ばしてしまいました。
 「そ、それでそれで!?どうなったの!?」
 「うーんとねぇ、その花は天空まで飛んで行って、雲に種を落としたん だったかしらぁ?」
 「・・・結局青の国の王は、死んだのか?」
 「あ、いいえ。なんかよく考えたら食べすぎだったんだってぇ。」
 「・・・なんだよそれ。テキトーじゃねえか。」
 あたしはグイッと割り込んで、
 「でもさ、それが本当ならどうするの!?花びら、とってきちゃった よ?」
 「えぇ!?フウカちゃん!大変よぉ!」
 「「え?」」
 「この世界は、その伝説の花のおかげで自然が守られているの・・・
 だから、その花びらが1枚でもかけたりしたら・・・!」
 「え!どうなるの?」
 「・・・お前本当にバカだな。」
 チトセがハァ、とため息をついた。
 「なっ、なんでさ!?」
 「・・・・ハァ。行こう、カリン。」
 「え!?でも・・・・?」
 「えぇ!?なんでーーっ!?」
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