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第四十二訓【上から眼線】

「すげーな。此処。ひろいなぁ。」

道場に入って一言つぶやく友里亜。

「やっぱりそうですよね?友里亜ちゃん。」

何度来てもやはり、真選組稽古場は広い。

「所で、その馬鹿。竹刀振れるのか?櫻。」

「え?ぁ…そう言えば私も知りませんね…。」

二人の視線の先にいるのはまぎれもない馬鹿。

「あ?なんだよ。二人して…。とっとと、稽古やろうぜ。」

「…仕方ねえ。俺が相手してやろう。」

スッ。

そう言うと、土方は立ち上がった。

「何だよ、お前が相手すんのかよ…。」

「文句あんのか?てか、俺が直々に相手してやるんだから感謝しろ!!。」

「ヤダ。でも、どうしてもって言うなら…。」

「な!?上からかよ!?」


…。この二人大丈夫かな…?