ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

しばらく、キツい沈黙が続いた後円堂が声を上げた。

「すげぇ、お前凄いよっ！　何処の学校行ってんだ？」

「え？　あー、うーんと……雷門に行く……予定？」

わわっ、何言ってんだボクは！

そもそも学校とか生活とか、どーすんだ？

こういう事は言った方が良いのかも……。

「その、さぁ……信じなくてもいいんだけど、実は、ボク……トリップ？　しちゃいましたー……みたいな」

「へ？」

円堂君が抜けた声を出す。

まぁ、うん。

普通の反応って所か。

「あははー。で、これから生活とかどーしよー……とか思ってるんだけど」

ん！？

何口走ってんの？

これじゃまるで、泊めて下さいって言ってる様なものじゃん——！

「じゃあ、風丸ん家は？」

「「……え」」

ボクと風丸君の声が重なる。

よりによって、風丸君！？

ボク、心臓持たないよ？

「おい、円堂！　俺は男だぞっ、こんな見知らぬ女なんか泊めらんねぇぜ？」

「……うん」

ボクも風丸君の意見に頷く。

せまて、三マネの方に……。

「いいだろ、別に。お前女みたいじゃん」

そーいう問題じゃねぇ————！！

え、何？

円堂君、君って天然だったの？

「いや、円堂？　そういう問題じゃねぇだろ？」

「ん？　性別の問題じゃ無いのか？」

「それも、あるけど……」

見た目が女っぽいからって、性別が変わるわけじゃ無いんだよ、円堂君？