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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 紫弓 【銀魂】 ( No.2 )
- 日時: 2010/01/15 18:48
- 名前: 帽子屋 ◆8ylehYWRbg (ID: vtamjoJM)
- 参照: ——『殺さないで、って素直に言ったらどうだよ』
- ■━━・・・創始 
 昔の話をしようか
 俺はまだ餓鬼だったんだ
 結構でけー松の木の下で、雨が降ってて、俺は錯乱状態で、
 そこらの屍から剥ぎ取った刀で
 通りがかりの侍を殺そうとしたんだ
 案の定、俺の斬りかかりは避けられて
 地面にズンッて刺さった刀は抜けなくて
 侍は刀を抜いたんだ
 侍の額には血管が浮いてたんだ
 キレたんだろう
 俺も恐怖で気が動転して
 這い蹲ってでも逃げようとしたんだ
 どれだけ醜かったんだろうな
 ンな事どうでもいいんだけど
 そんでだよ
 ジャキィィンってさ、鉄と鉄がぶつかり合う音がしたんだ
 俺は怯んで動けなかったけど
 ゆっくり目を開けてみれば
 俺を殺そうとした侍は死んでたよ
 あたりは真っ赤で
 馬鹿な俺は、少し「綺麗」だと思ったっけか
 俺の前には紫の着物来た兄ちゃんがいて
 俺にゆっくり手を差し伸べてくれたんだ
 そこからだ
 俺の運命が
 歯車が
 ゆっくり動き始めたのは
 ■━━━・・・・・・
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