二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 〜楽しみは多い方が良い〜 うp完了! ( No.8 )
- 日時: 2009/12/24 10:23
- 名前: 藤崎パン ◆i9wQCXHO3o (ID: OhjxYZN.)
- 参照: 藤崎パンですb 山崎じゃないょ
- 。第3訓。 
 「別に喋ることないでしょ?あ、やっぱある?私ね、かなりの機械音痴でさ、もーだめなの!ねぇ、そーごー君は?」
 「オイ勝手にべらべら喋んじゃねぇクソ女。ここは演説の舞台じゃねぇんだよ。」
 「同じよーなもんでしょ。そーごーくぅーんっ?アハッ」
 「テメッ……」
 我慢をぶちきらした沖田は、重原の足首を蹴った。思い切り。
 「ッッッダァァァァ!!!てめ!何すんだ!!オイ傷口開いたんだけど!!止血!誰か止血プリーズ!!」
 「フン、自分でしろ」
 「無理です〜あんたらのせいで動けないんで〜!!オラァッ!!」
 重原はいすにがっちり固定されて身動きが取れなくていいるのだ。
 怒りの頂点に達した重原は勢い良く仕返しに沖田のすねを蹴る。
 「ぐあああああッ!!てンめぇ!何しやがんでぇい!!」
 「仕返ししただけよっ!やられたらやり返すっ!ハイこれ常識ィッ!!常識ぐらい分かっとけェ!」
 言い合っている2人はもはや小学生並みただ違うのは、重原の足首の傷が開いて血で真っ赤になっていることだ。
 その傷ができたのは、昨日に遡る。
 *
 1件の家から大きな炎が出ている。その炎はやがて隣に移り、どんどん広がってゆく。
 人々が叫んでいる。
 逃げ惑っている。
 泣いている人もいれば、おびえている人もいる。
 時間が、まるでゆっくりと過ぎていくようだ。
 「長い夜……」
 重原は近くの民家の屋根の上で、火災を観ていた。
 何もせず、ただそこに立って観ているだけ。
 「重原壱色だな」
 重原は振り返る。
 そこに立っているのは、真選組の制服を着た男。
 「真選組だ。御用改めである。神妙にお縄につけ。」
 「あんた……土方十四郎だね!ワオッ!!有名人っ!」
 重原の突然の態度に土方は動揺し、
 「ゆ、有名人?」
 と、重原の言ったことばを繰り返す。
 「うん、有名有名。なんせ私等の党でいっぱい人殺してくれちゃって。勘弁してよ。」
 「……フ、フン、言えることか。」
 キャラの豹変振りにまた土方は動揺する。
 「お互い様か。仲良くやろうよ……」
 重原は仕方なさそうに何か取り出す。
 棒である。長く細い棒。
 廃刀令が出ているので、刀はそう簡単に手に入らない。だから、棒を武器にしている。
 土方は刀を取り出す。
 「棒1本で勝てるって思ってんのか?」
 「さあ?」
 2人は沈黙し、一気に武器を交えようとした瞬間、
 パァン!
 銃声が響いた。
