二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ第1章 *◆*君と私の旅路*◆* ( No.14 )
- 日時: 2010/01/02 00:55
- 名前: 咲楽 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
- 参照: ホワイト視点
- 8.ギャラドスと少女1 
 「結局、グレーバッジを手に入れたのはオレとグリーンだけか……」
 レッドはグレーバッジを手にし、それを見つめながらそう呟いた。
 今は夕方。トキワの森で捕まえたガーディ、〝アディ〟と、レッドのピカチュウと共にイタズラしていたピカチュウ、〝カチュ〟をボールから出していた。
 レッドのピカチュウは少しツンとしている。
 フシギダネとニョロゾはピカチュウを見つめていた。
 「お前も今日からオレたちの仲間だぜ。ほら、友情の握手だ」
 レッドはピカチュウに手を差し伸べる。そしてピカチュウも手を出す……が。
 ……ピカチュウの目がギラリと光って、ニヤリと笑った。これはもしや……。
 「うわあああ!?」
 予想通り。ピカチュウはレッドに電撃を浴びさせた。
 その後も、鬼ごっこ(?)のようにレッドはピカの電撃から逃げていた。
 私は……ニョロゾとフシギダネと一緒に見守っていた。
 レッドとしばらく歩いていると……ん? なんか女の人がでっかいポケモンを相手に……。
 !! あれは凶悪で噂の……ギャラドス!?
 「ヒトちゃん!」
 水攻撃を受けたヒトデマンにすぐ駆け寄る少女。
 ……あんなでかいポケモンは、相当な実力がなきゃ倒せないかも……。
 「レッド……」
 「……助太刀するか」
 レッドと私はお互いに頷く。そしてギャラドスと女の子が居る方向へ向かった。
 「ずいぶんでっけえのを相手にしてるじゃんか」
 「助太刀しますよ♪」
 私とレッドはモンスターボールを構える。
 女の子は私たちを止めようとするが、レッドはお構いなし。
 私はカチュを、レッドはフシギダネを出した。
 「ポケモン……! あなたたちもポケモントレーナーなの?」
 「ええ!!」
 するとギャラドスは攻撃のたいせいに入る。
 これはさっきも見たような光景。もしかして……。
 「〝ハイドロポンプ〟よ! 気をつけて!」
 「…………」
 「……て、……!!」
 私はカチュに小さな声で指示を出す。
 と共にギャラドスのハイドロポンプの中から回転しながらカチュが出てきた。
 そして綺麗にスタッと着地成功。
 フシギダネはと言うと……。
 「……あれ?」
 「へへ、水系の攻撃は草ポケモンにゃ効かねーぜ」
 女の子はポカーンとしている。まぁ、常識的(?)に考えてそうだけど……まぁダメージを受けるときは受けるけど……。
 つまり、ギャラドスの攻撃は少し威力が低いことが分かる!
 「よし、こんどはこっちの番だな。やれ! フシギダネ!!」
 フシギダネは背中のタネからタネを出した。あれはやどりぎのタネだ。毎回ポケモンのダメージを奪って自分の体力を回復させる、なんというか……鬼畜な技。
 さすがのギャラドスもやどりぎのタネにしめつけられ、体力をどんどん奪われていった。
 「よし、今のうちよヒトちゃん。〝じこさいせい〟!」
 女の子のヒトデマンは、じこさいせいをし、体力を回復した。
 女の子のヒトデマンも結構強そうだな〜。じこさいせいなんて使うからそうとうだろうなぁ……。
 「では最期はトリプル攻撃と……」
 「いきますか!!」
 「フシギダネ!」
 「ヒトちゃん!」
 「カチュ!!」
 ギャラドスも怒りだしてきたので、また暴れるだろうと、3人で頷いた。
 そして3匹のポケモンを構える。
 「〝つるのムチ〟!」
 「〝バブルこうせん〟!」
 「〝でんきショック〟!」
 私たちのトリプル攻撃で、ギャラドスは相当はダメージを受けた。
 そして仕上げは、レッドのモンスターボール。
 「よっしゃあ、いただき!」
 レッドはギャラドスの捕獲に、見事に成功した。
