二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ第1章 *◆*君と私の旅路*◆* ( No.7 )
- 日時: 2010/01/02 00:45
- 名前: 咲楽 ◆LW1MLyeKg. (ID: 8Sk6sKy2)
- 参照: ホワイト・???視点
- 4.狙い 
 トキワシティ————。
 「よーし、いい子だ」
 私たちはニャースを追いかけてトキワシティまで来た。そしてレッドが無事にモンスターボールに収める。
 そして後1匹になった。
 「しかし……追いかけているうちに、トキワシティまで来てしまうとは……老体にはこたえるわい」
 「でもあと1匹です博士!!」
 「そうですよ! あとはフシギダネだけですよね」
 レッドと私ははりきっていたが、博士は「う〜ん」とうなる。
 するとレッドは急に叫んだ。その先には逃げ込んだフシギダネ。私たちはすぐ追いかけたが、フシギダネはなにかの建物に入って行った。
 ……トキワジム? 閉鎖中? しかし今はそういう事を考える状況じゃなかった。
 その建物の中は暗くて、クモの巣もあったほど。
 しかも何かの銅像もあった。
 あたりをキョロキョロと探していると、後ろのあたりでフシギダネが居た。
 「さ、おとなしくこっちへ来……」
 突然フシギダネは博士に突進し、博士は怒りだした。
 ……フシギダネは警戒している。これは……? と思い、フシギダネに近づいた。
 「怖がらないで、フシギダネ」
 私はゆっくりとフシギダネに近づき、思考を読み取った。
 私には、ポケモンのある限りの過去を辿る事が出来る。フシギダネにもきっと何か……と感じた。
 しばらく記憶を辿り、私は我に返る。
 ……外に出るのが、フシギダネははじめてなのか。だから……警戒していたのね。
 「外に出るのはじめてだもんな」
 レッドが私の発言しようとした事を先に言って、びっくりした。正直、私の考えが読まれているんじゃないかって、少し思いこんでしまった。
 「研究所で見たとき、ほかのポケモンとは別にしてあったよな……自分以外の生き物を見るの、はじめてだったんだろ?」
 レッドは……すごい。
 私は思考……記憶を読まなきゃ気がつかないのに、レッドはさっき研究所にいた短い間で、そんな事を見ていたんだって…………正直、すごいと思う。
 気がつけば、フシギダネはレッドになついていた。その場面は、博士も言葉が出なかった。
 するとおかしな音がして、入口を見ると……。
 —???視点—
 「ふぅん……レッドに、ホワイト……ねぇ」
 オレはトキワシティに生えている木の上で、レッド、ホワイト、オーキド博士の3人の様子をうかがっていた。
 ……横には〝サンド〟ってポケモンがいる。
 オレは望遠鏡で様子を見ているのにも飽きて、ポケギアという物で、とある人物に連絡を取った。
 「もしもーし、あ、〝ブルー〟?」
 ≪あー〝ブラック〟? その後様子はどうなの?≫
 「相変わらず特に展開もないみたいだけどー」
 リュックから、さっき買った食パンを口に運びながら〝ブルー〟というオレと同じ行動をしているオンナと連絡を取っていた。
 ≪? なんかあったの?≫
 「……俺さァ、〝ホワイト〟っつー女気に入った♪」
 ≪はぁ!? アンタ正気!?≫
 そう。あの〝ホワイト〟とゆー同年代のオンナに興味を持った。というか、好意を持った。
 どうやらレッドっつーアホ少年はホワイトにアピールしてるが……本当はオレのほうがアピールしがいがあるけどなー。
 「っつーわけで、オレの恋を応援よろしくなー!」
 ≪……本来の目的を忘れないでよ≫
 「わーってるわーってる!! んじゃーなー!」
 オレはポケギアの電源を切ると、木から落ちる際綺麗に着地をした。
 するとトキワシティのジムから大きな音が聞こえた。
 何かを倒したのだろうか?
 それにあそこから光が差し込んでいる……ソーラービームあたりでもうっただろう。
 「よし、行くかサンド!!」
 オレはトキワシティを後にし、トキワの森へ向かうのだった。
