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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薔薇乙女オリジナル小説〜不思議な三つ子 ( No.24 )
- 日時: 2010/02/03 17:05
- 名前: BURAKKU・BAKKARA (ID: kx1LgPV4)
- 第18話 
 「終焉」
 あたりは一面薔薇の花弁でいっぱいだった。
 真黒と真紅の戦い・・・それは全然終止符を打てなかった。
 蒼妖黒を倒すため、自ら犠牲になった蒼星石。
 皆を守るためローザミスティカを失った翠星石、
 真黒を倒すため、自分が解放される為、いなくなった雛苺。
 どれも大切な人への思いがこもっていた。
 皆同じ気持ちだ。
 「もうやめませんか・・・・・」
 悲しげな声が聞こえた。氷奈月だ。すこし涙をこぼしてる
 「こんな事して・・・・何につながるのですか?」
 その、言葉に皆黙りこくった。ほんとはドールズたちと戦いたくなかった。という顔をしていた
 真紅も「私も・・・同感・・・こんな事して何があるの?」
 水奈月も「私も・・・」
 「煩い煩い!」
 「真紅・・・・下がっててくれませんか?」
 水奈月がぼそりといった。
 「・・・分かったわ」
 真紅が下がったとたん・・・・・。
 周りが光り輝いた。真紅はあまりのまぶしさに目で見られなかった。
 そのとたん
 真紅は誰かに抱っこされてるような感覚。これはきっと・・・・・
 お と う さ ま。
 うっすら目を明けると、ドールズ全員がローゼンのそばにいた。水銀燈や蒼星石、翠星石も・・・・
 真紅はうとうとしてきて、倒れこんだ。
 んくっ 真紅っ
 誰かに呼ばれる声が聞こえた。でも、誰?
 真紅は、腕をゆっくりあげた。何かに当たる
 バチン
 んくっ 真紅。
 こっちから叩いたのに、まだ呼んでる。
 なんだろ・・・・意識がなくなってゆく。
 このまま、いなくなっちゃうのかな・・・・
 そんな柔らかい思いに浸ってると・・・・
 「真紅!」
 第19話へ
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