二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂-白百合の旋律- 『日向篇』 ( No.163 )
- 日時: 2010/04/21 18:16
- 名前: 椿薔薇 (ID: zc76bp3U)
- 第壱拾訓「頭の中のスケッチブック」 
 少しの沈黙の後、神楽が何かを見つけたのかベッド横の棚に走り寄った。
 「?」
 神楽はスケッチブックを取ると
 「見るネ!銀ちゃんヨ」
 開いたスケッチブックには銀時が、裏側には神楽が描かれていた。
 次のページの上には綺麗な字で白刻ちゃん。そして新八くん。と書いてある
 「日向ねぇの絵アル!私も描いてあるヨ」
 嬉しそうに神楽はその絵を眺めている。日向の絵は独特な雰囲気だがそっくりで、凄い実力のものだった。
 「あのあと、描いたのか?にしてもスゲーな…銀さんこんなイケメンだったっけ?鏡見てこようかな…つーか神楽がこんな可愛いわきゃねェだろ!」
 「なんてことを言うアル!」
 …とまたギャーギャー騒ぎだす。
 「みんなの絵を描くみたいですね、銀さんや神楽ちゃん描くのに何時間かかったんだろう…」
 絵をみながら新八が呟く、そして白刻がスケッチブックを取ると(横から無理やり)パラパラめくりだす。
 「あ、この服の人たち…」
 それはチンピラ警察24時と呼ばれし、なにかと万事屋とも縁がある…真選組だった。
 「これ真選組!?なんであの人たちが」
 真選組という言葉に気付いたのか神楽が銀時を殴る手を止め走り寄ってくる
 「どれアル!?見せるネ!なんでアイツらが日向ねぇのところに来てるアルか!?」
 そこになんだか可哀そうな…無残な姿の銀時が
 「まさか、なんかしたんじゃねェか!?お姉ちゃんにまで手をかけるなんt…」
 言いかけたところに言葉が入る
 「そんなこたァした覚えはねェな…と、それより万事屋がここにいる?」
 噂…いや話をすれば真選組がドアに現れる。
 声を発したのは真選組、鬼の副長と呼ばれる土方 十四朗だった。
 「またてめーらですかィ?」
 いかにも嫌そうな顔をしたのは真選組一番隊隊長、沖田 総悟だった。
 それに即
 「そっくりそのまま返すアル」
 神楽が返答した…
