二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: RUCKY☆彡【REBORN!】 ( No.117 )
- 日時: 2010/03/12 19:25
- 名前: 璃亜 (ID: FQzo10Uq)
- *標的10*【決意】 
 チッ…チッ…
 聖子ちゃんが出て行ってしまった後、部屋は異常なほど静まり返ってしまっていた。
 聞こえるのは…時計の針が進んでいる音だけ。
 チッ…チッ…
 ああ…、私は何でいつもこうなんだろう?
 悪気はない…はずなのに人を傷つけてしまう。
 しかも、さっきのは何かが…壊れてしまった。
 これから…どうしよう
 「話は終わった?」
 いつのまにか、とっくに5分がたちツナが部屋へ戻ってきていた。
 「あれ?聖子ちゃんと宇宙ちゃんは?」
 「宇宙は…またどこかへ行きました。聖子は…」
 気まずい空気が流れる。
 皆、暗い顔だ。私のせいで……………………っと、
 あれ?私こんなことしてる場合じゃないじゃん!
 自分が犯した過ちは自分で責任を取らないとダメじゃん!!
 一人コントしてる場合じゃねぇ!
 こうなりゃ…まずは
 「プッ」
 「?」
 ツナが急に笑い出した。何がおかしいんだ?
 「いや、なんか未歩が一人コントしてんなぁって☆(黒笑」
 「何ーっ!?
 …て、あれ?さっき私…声に出してたっけ?」
 「ううん。俺、実は読心術使えるんだ♪」
 「え”ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!??」
 マジで?もしやリボーンちゃんに…!
 ま、まさかぁ
 「当たり(ニッコリ」
 「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!リボーンちゃんに教えてもらったの!?」
 「うん。」
 そ…そんな。
 ありえねえ;
 「それよりさ、決意したんなら早くしなよ。」
 「え…うん。じゃあ…
 忍くん!!」
 「はい?」
 「さっきのこと…教えてくれるかな?
 嫌だったらいいんだけど…、
 さっき、避け方が尋常じゃなかったっていうか、何か…辛いことがあったような感じだったから…」
 「!」
 一瞬、忍君の顔が歪み、
 そしてその後、フッと優しく微笑んだ。
 「分かりました。話します」
 真剣な顔の忍くんが言った。
 緊張して、ゴクッとつばを飲み込む私。
 そして…忍くんは静かに自分の過去を語り始めた…。
