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月狼吸血鬼編
　　
　第二章、すぐに呼びましょ、万事屋！（前編）

「友里音が誘拐された？！」
真選組に、沖田の声が響く。
「うん…あっという間にさらわれちゃって…」
司は今にも泣きそうな声で言った。
「おめーは、悪くねェと思うぜィ…」
「総悟…」
瑞生が悲しそうな声で言った。
「きっと、例の誘拐事件の犯人だよね…」
詩織もどことなくしょんぼりした様な声色で言った。
「俺は、友里音を助けに行きまさァ」
そう言って、沖田は無理に立ち上がった。
「な、総悟？！何言って—」
そう土方が止めようとした時、詩織が言った。
「今行ったって、返り討ちにされるだけだよ！友里音ちゃんが悲しむだけだよ!いや、皆だって悲しむよ！だから、—な。」
「…。」
沖田は無言で刀を置き、座り込んだ。
「でも…どうすりゃ、このままだと友里音が…」
「頼むっきゃないじゃん。—あそこに」
そう詩織が言って、土方の方を見る。そして、土方がため息をつく。
「あいつらか。」
そう土方が呆れ半分に言った。
瑞生が少し笑って、土方が立ち上がる。それを合図に、皆も立ち上がる。
「行くぞ、おめーらァ。」
「万事屋に。」
　　　　　　　　—第二章、終了—
アトガキ。
やった、頑張ろ。
オリキャラ、敵を募集してます。
どうか真鶴に、清き一票、じゃない、オリキャラｗ（殴
次回、万事屋参上。
よろしくです。