二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: REBORN 復讐のインフェルノ 第一話更新 ( No.6 )
- 日時: 2010/02/23 17:42
- 名前: 秋空 (ID: gJy/GGb4)
- 参照:
- 第一章:崩壊と新たなる罪 
 第二弾「女 Part1」
 (ユラ アスカ視点)
 グラヴィスを殺してから一ヶ月が過ぎた。
 膠着状態だったボンゴレとの戦闘に動きがあった。
 ボンゴレの最強部隊___ヴァリアーの連中によりラジエルの率いる隊が壊滅したのだ。
 幸い,ラジエルの奴は御付の執事(名前忘れた)を盾にして逃走したらしいが。
 重症だ___様は無い。
 カラン_明日香「いっそ死んでれば良かったのにな」
 包帯グルグル巻きの無様なラジエルが目の前に居る。
 それを傍目に私は言ってやった。
 ラジエル「そう言うなって………つれねぇ」
 明日香「お前に興味は無いさ」
 ラジエル「その割りにいっつも俺の所来てくれて果物とか置いてくじゃん?」
 明日香「.........嫌われるのは嫌だからな」
 ラジエル「好かれるのも嫌われるのも嫌か___疲れねぇそう言うの?」
 明日香「慣れればどうと言う事は無い」
 ザッ___ラジエル「もう,帰んのかよ?」
 カツン___カツン___カツン___
 パタン———ラジエル「ハァ,面白くない女」
 ラジエルは白蘭配下で優秀な手駒だ。
 実際,死んでいて貰った方が嬉しい所だったさ。
 私が此処に席を置いているのは復讐だ。
 その為には復讐の恨みを買うこともしたくない
 _____かと言って相手に感情移入したくも無い。
 だから,ラジエルに関わらず付かず離れずを維持しようと考えるのは当然だろう。
 あいつの質問が鬱陶しくなったから私はその席を去った___
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 (ジンジャーブレッド視点)
 ここ数日間,明日香の奴はいつもラジエルのお見舞いに休み時間に行く。
 そして,休み時間が終る十分程度前に戻ってくる。
 だから,僕はこうやってラジエルの入院している病院の横であいつが来るのを待ち伏せしている。
 あァ,色々と嫌がらせをしたいからね___十分有れば充分嫌がらせできるし♪
 おっと,話していれば来たよアイツ♪
 ウィ〜…ジンジャー「やっ♪」
 明日香「お前___ストーカーか?」
 ジンジャー「似たような物かなお姫様?」
 明日香「そのまんまだろう」
 ジンジャー「酷いなぁ,少し言伝を頼まれて来たのさ」
 明日香「誰から?」
 言伝と言う言葉をチラつかせるとアイツは
 綺麗な直ぐにでも刳り貫きたくなるような瞳を丸くして僕に問うて来た。
 アイツに言伝を渡す奴なんて限られている。
 封筒の封蝋を見れば誰の物だかも直ぐに分る。
 アイツの好きな男のだ___そう,是が僕のカード。
 スッ___ジンジャー「封蝋を見れば分るよね___」
 ___γ———
 ブラックスペルの雷光のγ…ミルフィオーレ雷の守護者とコイツは意中の仲___
 誰とも関係を深めようとしないコイツが唯一心を許している男だ。
 良いカードだろう?
 ジンジャー「直ぐに合いたいってさ___仕事の方は僕等に任せてさ」
 僕がそう言うとアイツは凄く魅力的な笑みを見せてγの居る支部へと向かおうとする。
 明日香「任せる!」
 ジンジャー「白蘭様に怨みあるもの同士,精々旨い裏切りの仕方でも語り合っていくと良いよ?」
 明日香「___貴様」
 喰らい付いてきた。
 目付きがギラギラしてる。怒りで唇を噛み締め殺意を撒き散らしている。
 さすがは雪の守護者___殺意は冷たい感じだ♪
 ジンジャー「違うの?本当にアイツが好きなだけ___?
 案外,良い男に目が無いのかな?だって,あいつニヒルで男の僕から見ても渋決めで持てそうだしね」
 明日香「何か言いたいのか」
 ジンジャー「鈍いなぁ,本当は僕にも気が有るのって言ってるのさvv
 ほら,僕結構持てるんだよ?綺麗って言われるよ…ビッチ女は目が無いと思ってね」
 明日香「成程,中性的な女男に私は興味が無いんだ......悪いな」
 僕は予想道理の彼女の釣れない反応…ゾクゾクしたさ♪
 そして,最後に一言———
 ジンジャー「裏切るんなら旨くやりなよ?」
 明日香「まるで私が最初から裏切る気満々だって言っているようだな___」
 ジンジャー「ん___唯の助言さ。僕も白蘭の事裏切る気満々だから」
 最後にアイツはキョトンとして居た。
 良い表情だ___
 実にゾクゾクする。僕としては白蘭最強時代のターンを終わりにさせたいから
 本当に裏切って白蘭の首を掲げたいんだけどね。
 アイツが僕が裏切ろうとしてるって白蘭様に告げ口したらしたで面白そうだ♪
 本当に___本当に僕は碌でもないなぁ★
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 (γ視点)
 ___<ガチャッ>
 
 待ち合わせの時刻に遅れて十五分___
 ドアノブの音が響いた。
 ようやく,俺と共にダンスを踊ると確約したお姫様の到着だ。
 ジャッポーネの色白のスタイルの良い色っぽい姉ちゃんでな___結構もててやがるから...
 俺に妬いてる隊員も多いな。
 俺の舎弟の野猿の奴もその1人さ———
 野猿「兄貴はずりぃよなぁ!あんな美人と付き合ってよぉ!!」
 γ「女は力で手に入れる物だぜ野猿?」
 野猿「アリアさんと言い明日香さんと言いγの兄貴みてぇな色香がねぇと
 良い女ってのは引っ掛かってくれないのかな?」
 γ「男慣れしてるからな___」
 明日香「何を汚らわしい事を言っている!?」
 予想通りの反応___マァ,そうだろう?
 男を全力でしかることが出来るのも男慣れしている証拠だからな?
 全く——予想通りの反応しやがってかあいい野郎だぜ♪
 γ「で,ジンジャーの野郎に何かカマ掛けられなかったか?」
 明日香「それを予想してアイツに態々手紙を渡すか?」
 γ「ふっ___下手すりゃアイツが廃棄処分したり白蘭の野郎に渡したり
 すんじゃねぇかって心配もしてたんだがな」
 明日香「なら,何故?」
 γ「———わりぃ___他に渡せる奴が居なかっただけだ」
 ガクン___
 俺の阿呆丸出しの回答にアイツは頭を垂れてブツブツと文句を言い出した。
 是も予想通り,本当に付き合えば付き合うほど分りやすい女だ。
 こうやってコイツをからかうのが好きだ。
 明日香「馬鹿な話は終わりにしないか?」
 γ「どういう事だ?」
 明日香「好い加減に本題に入ろう___」
 γ「俺達はボンゴレファミリーと秘密裏に繋がる事に成功した———
 ボンゴレの陣営に入り一気に潰す____」
 ドクン____心臓ガ爆ゼる音がしタ____
 明日香の奴の表情が水を得た魚みたいに生き生きとしていて俺は思わず聞いちまった。
 γ「興奮してるか?」
 明日香「えぇ……最高に興奮してる!!下衆共の血を好身体に浴びれるのがやっと____」
 γ「ひゅぅ〜…こえぇぜ♪」
 俺はアイツの予想通りだが予想以上に色っぽい声にクラクラしながら,
 作戦決行の日時と行動の取り方…万が一のための保健を教えた。
 アイツは「覚えた」と言って野猿と野猿に挨拶して俺たちの居を跡にした。
 明日香「御機嫌よう野猿,太猿♪」
 そう,あいつが顔を向けて言うと野猿の奴顔赤くして目を泳がせながら深々と礼をした。
 全く子供らしい可愛い反応だ。実際餓鬼なんだがな___
 ∞END∞
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