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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】 真選組でましたお^ω^ ( No.6 )
- 日時: 2010/02/18 16:52
- 名前: 夜郎自大 (ID: 6HmQD9.i)
- 第二訓 
 後日の夕方。澄んだ空の下で真選組が動き出す。
 
 「第一部隊以外は敵アジトに乗り込め。第一部隊と俺達、そしてお庭番衆の三人は、この屯所に残り、こっちに来た敵を根絶やしにする。真選組の一大事だ、気を抜くなよ」
 「はい!」
 バタバタと足音が通り過ぎ、パトカーの音が町に響き渡る。
 何だなんだと人が振り返る。そして残りは屯所で戦いに備える。
 
 「トシ」
 「……兄貴」
 「お前、緊張してるだろ?」
 「……いくら相手が弱いとあっても大人数じゃあな……」
 「どうしたの、兄弟二人揃って。ムラムラしてんの?」
 「どうやったらそうなる」
 「いでっ」
 十兵が薫の頭を叩く。それに便乗するように、
 「大丈夫だぞ、トシ! 十兵! 万が一の時には、俺のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が」
 「それはあれか、お前が言いたいのは下半身の方のストロング砲か」
 
 近藤が下半身の話を持ちかけ、土方に叩かれている。
 その一方、屯所を出た隊はすでに、敵の陣地に乗り込んでいた。
 流石は真選組というところか、次々と奥に行く。
 
 しかし、そうも長くは続かなかった。
 負傷者が出てきたのだ。中には死傷を負う者も居た。
 互いに五分五分になってきた時、敵の数十名が逃走を始めた。
 
 「一人たりとも逃がすな!」とは言うものの、流石にそっちに動ける人数にも限りが出てくる。そのまま通過してしまう者も。
 
 勿論向かう先は真選組屯所。
 そして、逃走者の中には、頭の様な人物さえ紛れ込んでいた。
 このままでは真選組が潰れてしまう。
 しかし向こうには一番隊も含め、有力者がいる。皆は屯所に残っている者を信じるしかなかった。
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