二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボンゴレ一世と亡国の王女 ( No.28 )
- 日時: 2010/03/12 20:59
- 名前: 蒼井瑞希 ◆AKXdr04juU (ID: 8TaBVFdu)
- コメくれる人や見てくれる人がいてくれて、とってもハッピーな蒼井です! 
 皆さん、本当にありがとうございます!
 ギャグだったり、真面目だったり、意味不明なストーリーですが、もうちょっとだけ、蒼井とボンゴレの皆に付き合って下さい!!
 では、よろしくお願いします!
 第12話
 「ジャ、ジャンケンって…?」
 「ま、まさか……」
 明らかに表情の変わる6人。彼らを見て、ジョットはいつもの薄い笑みを浮かべる。
 「お前らは、危険なところに女を一人で行かせるのか?」
 「……(!!!)」
 彼らは、心の中でジョットの恐ろしさを叫んだ。(もちろん、ジョットは嫌がらせのつもりで言っているわけではなく、ただレイアを心配しているだけなのだが)
 「で、でも…どうして女装なんか」
 「そ、そうだ!そんな必要ねえだろ!!」
 「究極に同意だぁ!!」
 「理由でもあるのでござるか?」
 「理由がないなら女装なんてできないよ」
 「プリーモ。どうなのです」
 かすかな逃げ道を見つけ、そこを攻撃する6人。しかし、その希望もあっさり絶える。
 「だめだ。パーティには女しか来ない。リサも連れてくるのは女の部下だけだ」
 (何でぇぇぇーーーーーーーーー!?)
 「……」
 ジョットが眉をひそめる。
 「……お前らは、レイアがどうなってもいいのか?」
 「ちっ違いますよ!ボス!」
 (そう、違うんだけどさーーーー!!!)
 「なら、いいな。ジャンケンしてくれ」
 「……」
 6人は、アイコンタクトしあう。
 『や、やんのか?』
 『仕方ないですね。勝てばいいのでしょう?』
 『お、おい貴様!!幻覚で勝つのは究極に許さんぞ!』
 『ちょっと、気が引けるけど…』
 『恨みっこなしでござる』
 『じゃあ、行くよ』
 「「「「「「ジャンケンポン!!!!!」」」」」」
 パー、パー、グー、パー、パー、グー。
 「やりました!!」
 「っしゃあ!!」
 「勝利!」
 「や、やった!!」
 結果、負けたのは、
 「究極に負けたー!!」
 「僕が負けなんて認めないよ」
 
 ナックルとアラウデイだった。
 「二人のどちらかですね」
 「いや…ちょっと待て」
 Gが勝った他の3人とジョットとこそこそと呼ぶ。
 『なんだ、G』
 『考えてみろ。究極野郎が女装なんてできると思うか?』
 『『『『!!!』』』』
 『ど、同意いたす…』
 『ですね…彼にはちょっと…』
 『オカマになるかも…』
 『しかも、ちょっと気持ち悪い方な』
 『ふむ、では…ここは』
 「アラウデイ。お前がやってくれ」
 「!!僕が?」
 「そうだ、てめえしかいない!」
 「皆あなたの力を買っているのです」
 「そ、そうですよ…」
 「頑張ってくだされ!!」
 「……」
 アラウデイが顔を上げる。
 相当不機嫌だ。
 「いやだよ」
 「そこを何とか!」
 「いやだって」
 「もし、お前がやってくれたら」
 「!……やってくれたら…?」
 「いつでも、戦ってやる」
 すう…っ。ジョットの発言にアラウデイの顔から、不機嫌さが消えていく。
 「本当かい?」
 「俺がお前にウソをついたことがあるか?」
 「……」
 アラウデイは、少し考え、そして
 「なら、仕方ないな」
 とうなずいた。
 ((((でかした、さすがボス!))))
 この日からしばらく4人はジョットを敬ったという。
 「フン」
 そっぽをむくアラウデイ。
 「究極にわけがわからん…」
 きょとんとしているナックルを残して、女装事件は無事、解決した。
 あとがき
 アラウデイが…!アラウデイが……!!
 ナックルと二人で負けさせてから、ナックルの事実に気付きました。
 ごめんなさい!アラウデイ様!!
 アラウデイ「君…いつか殺すから楽しみにしてなよ」
