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＊標的10＊面白いなこいつ

何かチャイムが鳴り出したのと同時に恵が走り出した
だから俺は


足をかけてやった


恵「ごふっ!!!」


見事にかかって
顔面から転んでいた


楓「お〜い、大丈夫か？」
恵「そう思うならなんで足かけんのっ!?」


そんなの決まってんだろ


楓「ノリでだ。」
恵「僕はそのノリで鼻打ったんだけどっ！」
楓「いーじゃん、何か減るわけでもないし。」
恵「確実に僕の何かが減るよ!!!」


あー、こいつからかうの面白れー。
と思いつつ、俺は自分の教室へと足を運ぶ


恵「楓ってA組だったよな」
楓「うん、それがどしたの？」
恵「いや…僕もA組に用があるから一緒に行こうよ」
楓「えっ、何？彼氏でもいんのか？」
恵「僕は男だっ！女じゃない!!!」
楓「さーて、レッツらGO→！」
恵「ハァ……。」


俺の特技は人をからかうことなのさ！(自慢できない)
いろいろ話てるうちにA組についた


楓「面白いことあればいーなぁー。」


俺はガラッと扉を開けた


足で。