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　〜標的１〜守護者を率いて

　トン、トン、トン・・
向こうの廊下から、一人の少女が歩いてきた。
そして、ひとつの扉の前で止まる。

　ガチャッ・・
ゆっくりと扉を開くと、中に入っていく。

「お呼びでしょうか、九代目。」
少女は、中にいたボンゴレ九代目に話しかけた。
「待っていたよ、煉音。」
優しく微笑み、煉音をなでる九代目。

「えへへ＾＾。えっと、用件は何でしょうか？」
「君には、いや、君たちには、日本へ行ってもらう。」
その言葉に驚く煉音。
「・・・やはり・・、例の件でしょうか・・？」
実は、リボーンは九代目とボンゴレ総本部に、チョイスのことを言っていたのだった。
「リボーンには、手助けをするなと言われているのだが、やはり世界の運命を守るのは私たちボンゴレファミリーだ。だが、私は本部を守らなければならない。
だから、君たちに行ってもらう。」

九代目は、真剣なまなざしで言う。
「・・わかりました。」
そう、承知すると、煉音は部屋を出た。

　どんどん、出口まで進む。
そして、出口を出たところには・・・

「おそいよ、ボス！」
このファミリーの、雷の守護者、愛希は言った。
「決まったんですよね？行き先＾＾」
霧の守護者、瑪瑙も聞く。
「俺、待ちくたびれたよ〜」
雨の守護者、楓も言った。

「皆、待たせてごめんなさい。
でも、九代目に呼ばれて、聞いてきました。
僕たちの行き先は・・、」

　ザッッ
七人は歩きだした。そして、煉音は呟く。
「ダーク・ウィングスファミリーは、
日本へと向かいます！！」


　＊標的１終了＊