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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 。+°雨音 A/M/A/O/T/O°+。{REBORN!} ( No.170 )
- 日時: 2010/05/01 09:55
- 名前: 雨宮メグ ◆ftTSOhEiZs (ID: ULeWPiDO)
- 19@ 反則はどっち? 
 「ちょ、ストォォォッッップ!!!!!!」
 「何だ…っておい、その格好でうろつくんじゃ「しょーがないのっ!!」…はぁ。」
 …最悪。
 よりによってなんでこんなやつなの〜…
 早く取りに行ってもう一回シャワー浴びよ…
 「もう、さっさといっ……くしゅん!!」
 「…湯冷めして風邪引いたんじゃ…ったく」
 そう言って獄寺はリビングに姿を消した。
 「もう、何なのよ…」
 2分もしないうちにリビングの扉が開く。
 「おい」
 「え?」
 声のする方に目を向けると、いきなり視界が真っ白になった。
 「うわぁ!!」
 …気がつくと、私の頭の上には大きいバスタオルが被さっていた。
 「そのまんまの格好だとお前は必ず風邪引くからな。おい、あとこれ」
 次は何?
 また驚かしたら承知しない!!
 獄寺は手にある『それ』を私に突きつけた。
 「…部屋の前に落ちてたから」
 それは…
 「あっ!私のTシャツ…」
 綺麗にたたんであるシャツを受け取った。
 何よ…やさしいところ…あるんじゃない…。
 「…ありがとっ!」
 「///…いいよ別に。
 それより、」
 「風邪引くなよ」
 そう言って私の頭の上に手を置いた。
 そして、さっとリビングに姿を消す。
 誰もいない廊下で私はつぶやいてしまった。
 「…やさしいのは反則よっ///…」
 私は、急いで脱衣室へと向かった。
 Tシャツにあるぬくもりがなくなる前に…
 そう考えていた、のかもしれない。
 —そんな状況を最後まで扉の隙間から獄寺が見守っていたことなど知らずに。
 ましてや、脱衣室へと走り去る背中に
 「…最後まで手のかかるやつ」
 と、呟いていたことなど知る由もない。
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