二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: デュラララ!! 題名未定 ( No.17 )
- 日時: 2010/04/22 23:40
- 名前: じしゃく。 (ID: kx1LgPV4)
- 第9話 君と君。似てる 
 「ところで君、誰?」
 臨也の声がスッと耳に入ってくる
 小狼は臨也の冷たく冷静な声にビクリと肩を振るわせた
 名前を名乗る必要など無いと思っていたが臨也の声と態度に反論が出来ないと
 仕方ない様子で名前を言う
 「……小狼」
 「しゃおらん? わたしは希依!」
 目線をしっかりと臨也に定めて言う。が希依がナイフを隠し持っている方の腕で手を差し伸べてきた
 つまり……握手をしろという訳だ
 小狼は攻撃体制か?と妙な勘違いをしてしまい、その手を掴み取ると空中で希依を一回転させ地面に叩きつけてやった
 これには流石の希依も驚き素直なダメージを受けた
 まさかコイツが飛ばされるなんて思いもしなかった飼い主こと臨也は冷静な眼差しのままペットを見つめる
 その瞳の奥には楽しさも含まれている
 「……! ひ、ひきょうだよ!!」
 校門前の地面が割れる程の力で叩き漬けられたというのにピンピンしている
 「お前から仕掛けてきた喧嘩だろ!!」
 「け、喧嘩!? 何勘違いしてるの!?」
 小狼は日本のあいさつをまだ理解していない、その為急に攻撃をしてきた
 小狼の勘違いで大分大きなダメージを受けた希依はナイフを袖口から出すと小狼の腹を引き裂いてやる
 突然の行為に何が起きたのか理解出来ていないのか動揺しているのが見て分かる
 是以上二人に喧嘩をさせたら自分も被害者になる、そう把握すると臨也は逃げるぞといい走り出す
 放心状態の小狼はその光景を見ることなく終わってしまう
 ◆ ◆ ◆
 「はあ〜、疲れた。久しぶりだよ、強い人見たの」
 「小狼か……調べて見る価値はありそうだねぇ」
 また面白いものを見つけた子供のように臨也はパソコンの電源を入れカチカチと調べ出した
 「成る程ねぇ……そうゆう訳か」
 「え? 何何? 何か分かったの?」
 「ああ。とっても------面白い事がね」
 臨也の見つめる先には小狼の顔写真が写されていた
 その下にはズラリと並んだ情報が。
 (難しい字が多いね)
 (気を付けた方がいいよ、希依)
 (??)
