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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA...竜に仕える少女 ( No.58 )
- 日時: 2010/05/03 12:34
- 名前: こと (ID: ImGaYTGg)
- 参照: http://名前戻したよ!
- ...十一章...【鋭すぎる殺気】 
 ああ、静かだ。不気味な程。
 静かなのは好きだが、静か過ぎると、色々考えてしまう。
 不意に、僕はピタリと足を止める。
 そこには、何人かの織田軍の死体が転がっている。
 織田軍は今、ここ京にいる。
 一体何があったと言うんだ。
 その時。
 「……っ!」
 突然、背筋に奇妙な物が走る。
 きっと、人はこう呼ぶだろう。
 殺気、と。
 振り向いた先にいたのは…
 白髪で長髪。手には鎌の様な物を二つ持つ男がいる。
 まるで、死神の様だ。
 「ククク…」
 よく見ると、男の服と鎌には、赤黒い血がべっとり着いている。
 成る程。織田軍を殺ったのはこいつか…。
 僕は着物の背中辺りに隠していた大刀を抜き、構える。
 「ねぇ、名前は?」
 「ククク…」
 男は僕の問いに答えず、ただ不気味に笑う。
 そして…
 僕目掛けて、鎌を振り上げた。
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