二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説〜飛び入り参加可!〜 ( No.88 )
- 日時: 2010/05/16 18:33
- 名前: るりぃ (ID: mtlvkoR2)
- 参照: http://アフォ小説家?
- 佐助視点 
 第十三話〜迷彩の忍〜
 俺様は大将に頼まれて不破軍総大将『彩葉』の世話をする事になった。
 大将は旦那に「丁重に扱え」と言ったが、旦那はそれを無視して座敷牢に入れた。
 あのときの旦那の瞳は今まで見たことも無いくらい冷たかった。
 多分、大将があの女にうちまかされたという事が信じられないんだろう。
 俺様はそんなことを考えながら座敷牢に向かうとあの女がなにやらブツブツ呟いていた。
 彩「マイハニー燕・・・やっちゃ駄目だぞ☆・・・OYAKATASAMA・・・面白そう・・・食い込んで・・・
 アタシすごくね?・・・燕かいつきちゃんプリーズ!」
 何この女、気持ち悪っ。
 佐「何1人でブツブツ呟いてんの、気持ち悪いんだけど。」
 俺様が思ったままを口にすると女はこちらを睨みつけて、燕とか言う奴といた時ではありえない言葉遣いで暴言を吐いた。
 彩「うるせぇ、このオレンジ猿、猿は山に帰りやがれバーカ。」
 俺様はその言葉遣いに愕然とし目を見開くと同時に、こう思った。
 《ああ、これが「素」か》
 佐「アンタ、最初に会った時そんな言葉遣いじゃなかったよね?それが素?」
 俺様は表面上驚きながらそう尋ねると女は俺様を鼻で笑いながら答えた。
 彩「ええ、そうですが何か?つか文句なんていわせねーよ。」
 俺はその言葉に怒りを覚えたがじっと我慢しながら旦那に言われていたことを質問した。
 佐「へぇ、じゃあ、アンタの隣にいた男って誰?」
 多分口元がひくついていただろうな、と、思いながら返事を待つと女はにっこり微笑んでとてつもなく痛い台詞をはいた。
 彩「アタシの可愛い可愛いハニーで部下で言うなら最高幹部で信頼できる仲間で狼さんですが何か?」
 俺様はその台詞に突っ込みたかったがぐっと堪え、はにーって何?と聞いた。
 彩「ハニーってのは色んな意味があるけどアタシが使ってんのは『可愛い人』『ご主人様』『尊敬する人』って意味♪」
 ・・・決定、痛い子だ、自然体で笑うと綺麗なのにな・・・
 佐「彩葉ちゃんって痛い子なんだね。」
 俺様はそう言いながら同情の視線を向けた。
 すると彩葉ちゃんは思いつく限りの暴言をこちらに投げかけてきた。
 彩「喋るんじゃねぇこのオレンジ頭、禿げろ、今すぐ苦労して禿げろ。つーか今すぐお前地獄に落ちろ、近寄んな阿呆、汚ねぇんだよ、息すんな、爆発しろ、お前の主とデスマッチしてこい馬鹿野郎。」
 あれ?なんでだろう、目から汗が・・・ねぇ、ないても良い?
 佐「なんで俺様そんな言われよう?」
 俺様が思わず口に出すと、彩葉ちゃんは思いっきりこっちを睨みつけながら理由・・・いや、暴言を吐いた。
 彩「過去にアンタがアタシと燕に何したか覚えてるなら分かるだろ猿畜生。BL18禁ゲームの主人公になって男とアーッ!してこい。」
 あー?が何かは分からないけどけなしてるって事は分かった。
 佐「・・・もういいや、疲れた。」
 そう言って俺様がため息をつくと彩葉ちゃんはまた暴言を吐いた。
 彩「疲れたのはこっちだ。バカ、アホ、間抜け、すっとこどっこい、おたんこなす、あんぽんたん!」
 佐「著作権の侵害だからぁっ!!」
 嗚呼、いつまで続くんだろう、この不毛なやり取り・・・
 俺様はそう思いながら本日何度目になるか分からないため息をついた。
 つづく・・・
