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はぁはぁと荒い息が森にこだまする。
骸は振り返って２人に言った。
「少し休みますか？」
「・・・・・・」
だんまりの２人。
骸はため息をついた。
（———まだ信用はしていないようですね・・・。あの頃はどうやって信用してもらいましたっけ・・・？）
考えながら適当に歩く骸。
———その時。
ぺしっ
「？」
骸が足元を見る。

そこにあったのは真っ赤な林檎———・・・。

何個も落ちていた。
（少しお腹が空きましたね・・・。あの２人も空いているでしょう）
骸は林檎をひょひょいっと５・６個拾い、犬と千種の元へ急いだ。