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第2話　　　　　サッカー

〜希沙羅SIDE〜
俺たちは視線を感じながらも教室を出た。こんな空間に居たくなかったからだ。
「何部に入部すっか・・・」
「そういやぁ決めてなかったな・・・」
俺たちが部活の話をしはじめた瞬間、隣のクラスからオレンジ色のバンダナをした男子が飛び出てきた。
「サッカー部に入れ！」
「は？」
あまり突然の出来事で、俺と由羅衣は呆然。
「お前は・・・円堂守」
由羅衣が口を開いた。
「あぁそうだぜ！で、お前らｈ「円堂！」」
円堂と同じクラスの奴が3、4人ほど出てきた。
「キャプテン、この子たちは？」
こいつら・・・きっとサッカー部の仲間だな。
「吹雪士郎に豪炎寺修也に鬼道有人に風丸一郎太」
「？！」
由羅衣があまりにも軽く発言をするから、かなり驚いているように見える。
「すげぇな！まだ名前も教えあってないのにそこまでわかるのか！」
「っ！あ・・・当たり前だろ！お前らFFにいただろ！」
「僕・・・いなかったよ？」
「っ！」
由羅衣は、しまった！というかのように手で口を抑えている。
「サッカーとは・・・関係ねぇから」
俺はそう言い残し由羅衣とこの場から去った。
「絶対何かあるな・・・」
4人が呟いていた。


—続く—