二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン【クールな2人の物語】 ( No.88 )
- 日時: 2010/09/24 16:35
- 名前: 日奈 ◆Q2X1KHpOmI (ID: KztNadal)
- 参照: イナイレ命☆成神様♪俺は中1なのに・・・なのに・・・
- 第18話 なんだ・・・こいつ・・・ 
 〜由羅衣SIDE〜
 「んだよっ!離せっ!」
 俺は必死でこの女の手を振り払った。
 けど、無駄に力が強い。
 そしてこの女の後ろには・・・。
 「由羅衣さん。こんにちわ(ニヤッ」
 なんだこいつ等は。気味が悪い。
 「私は袷雅よ^^」
 「俺は袷恭也。俺等は双子だよ」
 「・・・それがどうした」
 「っ!?」
 バカバカしい。相手をしてられない。
 そう思い、俺は走り出そうとした。
 あの、雅と言う女が俺の腕を離していたから。
 でも。次は恭也という男に腕を掴まれた。
 「離せっ!」
 ブンッ!と振ってやった。けど男の力には勝てなかった。
 そして・・・。
 ドンッ!
 「ってっ!」
 壁に押し付けられた。
 「やっと会えたと思ったのに、酷いなぁ君は」
 なんだ・・・?この男・・・何処かで見たような顔・・・。
 そんなこと考えてる暇じゃないか。この状況・・・。
 「君・・・俺のこと覚えてないのぉ!?」
 「・・・っ!!!!!!!!!!」
 恐怖心が芽生え始めた。
 「君ねぇ!さんざん世話になってたくせに今更なんなんだよぉ!ねぇねぇっ!」
 「(ドクンドクンドクンドクンドクン!!!」
 俺の心臓の音がものすごく速くなっている。1秒に3回は動いている。
 「・・・っ!」
 「俺達2人はねぇっ!君が影山様のものになってくれるのをずぅっとずぅっと待っていたんだよぉっ!さっさと影山様のものになって・・・金をよこせよぉっ!」
 金っ・・・!?
 「なんのことだっ!」
 焦りと恐怖心と慌てが一気に顔に出た。
 「ダメよ。恭也。この子怖がってる」
 「あははっ^^ごめん姉さんっ」
 「っ・・・!」
 俺は逃げた。必死で逃げた。
 『此処に居ては危ない』
 と、何かに告げられていた気がして。
 「待てっ!」
 あいつ等・・・追いかけて来る。
 どうすればいい?
 そういえばあいつ・・・『金』って・・・言ってたな。
 なんで・・・金・・・?
 —続く—
