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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼 序章☆ ( No.72 )
- 日時: 2010/08/04 14:33
- 名前: 奈絡 ◆nMFqOF/qCM (ID: 3rAN7p/m)
- 参照: http://俺の名はロックオン・ストラトス
- 久々の小説更新!! 
 薄桜鬼・事件想起その1
 in京
 今は祇園祭が近づいてきて、街はにぎわっている。
 「はーあ」
 俺、南雲薫はにぎわっている街には不釣り合いなため息をついていた。
 その原因は、俺の妹・雪村千鶴にあった。
 もっとも、俺たちが兄弟だってことを知っているのは俺ぐらいだけど・・・
 さかのぼること10日ぐらい・・・
 その日俺は女装をして街を歩いていた。
 すると、まえから新選組一番組が巡察で街を徘徊していた。
 俺はその中に沖田総司を見つけたので声をかけた。
 「あら、沖田さん。いつぞやは有難うございました」
 沖田は俺の声に反応し、こちらを向いた。
 少しの間沖田は俺の顔を見てから口を開いた。
 「ああ、うん、。誰だっけ、君」
 おい、嘘吐くなよ、沖田総司。数日前のことぐらい覚えてるだろ
 「薫です。この前浪士に絡まれているところを沖田さんに助けていただいた・・・」
 「ああ、うん。そうだっけ?」
 そうだよ。わすれんなよ。
 俺は、顔では笑顔を作りながらも心の中ではあらん限りの呪詛を吐いていた。
 「ところで、沖田さん」
 結い髪を軽く指先で押さえ、もう片方の腕は身をかばうように胸元にあてる。ゆっくりと視線を巡らせ、ただ純粋に疑問なのだ、という風体を装って俺は訊いた。
 「あのとき、一緒にいらした方は?」
 「きになる?」
 「・・・・ええ、少し」
 俺は、おずおずと頷いてみせる。
 今日はここまで
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