二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ボカロ】Let’s! VOCALOBAND!!第四話開始! ( No.266 )
- 日時: 2010/07/25 20:15
- 名前: 白柊 ◆aUgcx1Sc9Q (ID: COldU63y)
- 参照: http://何故か今回やってる曲はスラーが異様に多い。トロンボーンなのに。
- 長編更新。 
 何だかんだでパート練習が始まりました。
 まだ涼しい初夏の風に流されつつ教室へ移動中です。
 これから地獄の張本人……もとい、小島先生の熱血と同じ程熱くなるそうですけどね。
 いっそ、倒れてしまいたい……とか思う自分が恐ろしいです。
 「マリちゃーん、教室の鍵借りてきてもらっても良い?」
 「うん、分かったー」
 教室前。
 いつも人口密度の高い教室前も休日となると流石に少なくなり涼しかったです。
 マリちゃんに鍵を持って来るのを頼むとちょっとゆっくりしてました。
 相当疲れ溜まってますね。私。
 パサッ……
 「……ん?」
 ゆっくりしていると、その時を終わらすかの様に頭上から何かが落ちてきました。
 何だよ一体……とちょっと乱暴に頭上の何かを取りました。
 ……アルバム?
 何処かの学園の卒業アルバムらしき物、です。
 柄が違う事からボカロ学園の物では無い事は確かですが。
 上を見上げても人が居る訳では無くて置いてあったのが落ちている、と言う印象でした。
 ……って、どうして学園に卒業アルバムが置いてあるんだよって話ですけど。
 「……誰のだろう」
 ちょっとページをペラペラと捲りました。
 上に置いてあるらしい割には表紙もページも綺麗ですね。
 ただ……ちょっと変わった印象を受けます。
 写っている写真の人が、限られていました。
 修学旅行の写真も話を聞いている所、それも一部の班らしき所だけ。
 他の行事も同様で、しかも生徒が笑っている写真が少なかったのです。
 ……このアルバムにある学園は荒れていた。
 そう言う風に思えました。
 「ん……?」
 そして生徒の写真へとページは映りました。
 1……3……5……そして7組へ。
 そのページを見た途端、私は驚愕する事になります。
 しかも二つの大きな驚きでした。
 一つは、小島先生がそのクラスの担任だった事。
 今の天然やr……笑顔にはやや合わないクラスですけど。
 そして、もう一つは…………
 「…………私?」
 私にそっくりな、人が居た事です。
 男子生徒でしたが顔つきと言うらしき物がそっくりで一瞬私かと思いました。
 髪をもう少し私がショートにすればそっくりだと思うほどです。
 ……何で私とこの人はそっくりなんだ?
 驚愕と疑問が私の頭の中から離れませんでした。
