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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 少年陰陽師〜キミとの約束〜 ( No.15 )
- 日時: 2010/07/12 17:22
- 名前: 刹那 (ID: uT.X2sVB)
- 第十話「目覚めの朝」 
 「昌浩・・・おきてる?」
 あの夜から、おきると、すぐに、昌浩の部屋に向かった。
 「うん・・・おきてる」
 昌浩の返答が出る。
 「入っていい・・・?」
 「うん・・・」
 遅い返答があると、唯は、部屋の中に入っていく。
 唯は、ちょこんと座った。
 「何・・・?用があったから来たんでしょ?」
 昌浩は、微笑した。
 「うん・・・なんかね。ゆうきの叫びが聞こえたの」
 「うん」
 昌浩は、ゆうきとは誰という疑問をもったが、あえて聞かなかった。
 「それでね・・・罪悪感でいっぱいになったの」
 「罪悪感?」
 「うん・・・」
 唯は、全てを話した。
 「そっか・・・」
 「うん・・・それで、急に昌浩に会いたくなったの」
 「・・・」
 沈黙がよぎった。
 「ねぇ。この罪悪感を解き放つにはどうすればいいのかな?」
 昌浩は、驚いた表情を見せるが、すぐに、笑った。
 「それはね・・・」
 唯は、昌浩の部屋を出た。
 唯は、安心したように笑った。
 「おまじない、利いたのかな?」
 「これは、安心できるおまじない。かけたから、もう大丈夫」
 ニッコリと昌浩は笑った。
 ちょっと、唯は赤くなった。
 「ありがとう」
 あのときの昌浩の笑顔はよく覚えてる。
 「ありがとう」
 唯は、優しく笑った。
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