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*〜Story.12〜*


「み〜く〜、酒持って来て〜」

ベロンベロンに酔ってるメイコ。
あーもうダメだ。

……という訳で、後処理を皆に任せて俺は退場した。


＊＊


「円堂……。俺、疲れた……」

ぐったりした風丸君。
円堂君にもたれかかっている。
円堂君はそんな風丸君を見て苦笑。

「大丈夫かよ〜、お前いっつも無理するもんな」
「8割お前のせいだけどな……」

ヒロト君からの殺気を感じるのは気のせいだと信じたい。
部屋の隅で豪炎寺くんと虎丸くんが話している。
必殺技の相談、かな。

「あ、レン!おまえのチームとの対戦、楽しみにしてるぞ!」
「俺もだ。お前らがパワーアップしたら勝てるか自信が無い」
「豪炎寺さんらしく無いですよ!オレ達だったら勝てます!」

虎丸くんが力説する。
ああ、まともな仲間って素晴らしい。
俺にもこんな仲間が居たらな……。


自分の不幸な運命を呪いながら、オレは部屋を後にした。