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第１５話　第１回戦！！わ〜い！

そういえば開会式見るの忘れてた！！見たかったのに〜！！
響「１回戦の相手は戦国伊賀島だ」
わぁー長い名前
そーいや戦国伊賀島の校長は忍者の末裔なんだよねー
にんにん！！！
忍者だったら速いよね！私と１００㍍走したらどっちが勝つかな〜？

次の日〜！
ふぁ〜………なっちゃんがいないと暇…まぁ、御影専農のときほど暇じゃないけど…
秋「夏未さんからのメールだわ」
なっちゃん！！……大丈夫かな…？理事長が事故にあって………なっちゃん…大丈夫…？

グラウンドー
事故………か…事故って怖いよ……
私のお姉ちゃんも事故にあったし……
それで…お姉ちゃんは…亡くなったんだから………
これだけ…思い出した
その他のことは…小さい頃だったから覚えてないけど………
由「…あれ？一郎太さんと…戦国伊賀島の人？何やってるんですか？」
秋「………よくわかんない」
由「わからないんですか…」
秋「なんか霧隠って人が豪炎寺君に勝負を申し込んだんだけど…何か風丸君になってた☆」
由「☆って…」
それにしても遅いね戦国伊賀島の人…あれでドリブルじゃなかったら楽々１位とれるよー！
私、持久走だけは自信あるから！

よくわかんないけど試合開始！！
うゎー最初から攻められてるじゃん！！もっと頑張ってくださいよ！なっちゃんに勝ったよー！って言いたいんですから！
霧「残像の術！」
残像！？おもしれー！やってみてー！！
あ、今度は攻めてる！
石・児「しこふみ！」
由「え…？あの人たち…相撲部？」
秋「………」（苦笑い）
あー暇ー！！なっちゃんがいないと暇すぎる！
何か面白いことーないかなー？
あ！また残像！！
攻められてるし…
霧「土だるま！」
わぁ〜ってえ゛ー！！
ボールの周りに土がー！！
…１点入れられちゃったし………
前半終了しちゃったし…

あーいーうーえーおー
暇すぎるよー！！ん？守さんの右手が！！
ズキッ
女の子『お兄ちゃん！もうやめてよ！』
男の子『大丈夫だ！左手でもゴールを守るんだ！』
女の子『左手でもさっきのシュートをうたれたらまた右手と同じようなことになるよ！！』
男の子『お前は黙ってろ！』
女の子『！！』
男の子『これは…お前がやってる遊びのサッカーじゃない！』
女の子『そんなことは分かってる！でも、そこまでして勝ったっていいことないじゃん！』
女の人『もうやめなさい！』
女の子『お兄ちゃんが怪我してまで優勝してほしくないよ…』
女の人『！！』
女の子『優勝しなくてもいいからお兄ちゃんとサッカーできればいいから…』
女の人『……花』
秋「…利花ちゃ……由利花ちゃん！」
由「秋さん…？」
秋「もう試合終わったわよ…ずっと震えてたけど…なにかあったの？」
由「…なんでも…ないですよ」
秋「それなら…いいけど…」
由「１回戦…勝ったんですか？」
秋「ええ！２対１で勝ったわ！」
由「そう…ですか…」
秋「…？」
今のは…たぶんフットボールフロンティアの決勝戦だよね…
いつの決勝戦なんだろう…？
なんで私が思い出すんだろう…？
雷門１１はこうならないよね……？