二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼 化け狐 ( No.39 )
- 日時: 2010/08/18 09:58
- 名前: 悪夢食 ◆VuRwr/DrPo (ID: PQvy21Xz)
- 参照: メンソーレ!!
- 11時に友達とジャンボパフェ食いに行きます。 
 霧、お前誘われてる?
 第二話
 「名乗るほどのものではありません」
 これで人数がそろったわけで、会合っぽいものが始まった。
 なんか俺らの処遇とか、色々なことが話されていた。
 とりあえず言ってない人の名前だけ挙げとく。
 終わったら寝る。
 えっと……。【山南 敬助】。この人は……要注意って聞いたことがあるな。新選組総長。
 でも優しそうなんだよね。
 それと【近藤 勇】。すごくいい人らしいけど。…人情深いってとこか?新選組局長。
 だけ……かな?んじゃぁ俺は寝るよ。
 つか、このかいごーの意味とか自分でゲームやってしっといてね(ゲーム友人に貸した
 「おやすみ〜……」
 多分、女の子には聞こえていたとおもう。
 最後に見えたのが平助のどや顔ですた。
 
 *
 「あ、あのぅ……」
 女の子の小さな声が聞こえる。
 相手は俺がおきなくて、すごく困っているみたいだな。
 「ん……あれ?終わった?」
 するとほっとしたように息を吐いて女の子はコクコクと頷いた。
 ……可愛いな。
 「うん、有難う」
 そういうと俺は手首の間接を伸ばした。
 そして骨を軽くはずす。すると勝手に縄が解けた。
 忍者で言う、【縄抜けの術】だ。うん。ごめん、違う。
 女の子はびっくりしていたが俺はお構いなしにその子の縄をほどいた。
 「有難うございます……?」
 まだ軽く戸惑ってるみたいで、解けた縄と手首を交互に見て首をかしげている。
 あ、言っておくけど俺、忍者じゃないから。
 普通の凡人……でも、ないな。
 「あの、お名前聞いてもいいですか?」
 女の子が手を床に置いて顔を前に軽く突き出した。
 うーん、いいのだろうか。
 むしろ
 「名乗るほどのものではありません」とか言っといたほうが……。
 いいや。
 「んと、俺は【赤岸 灸】。漢字はお灸の灸だよ。宜しくな」
 そして軽く笑ってみる。営業スマイルってわけでもないけど、
 いい関係を作るにはコレが一番って__が言っていた。
 「あ、宜しくお願いします。私は【雪村 千鶴】といいます」
 ほぉ、千鶴ちゃんかぁ。可愛い名前だな。
 名前をつけた人ナイスネーミングセンス!
 ところで、このままじゃ俺等完全に斬首じゃね?
 ……仕方がない、せっ……とくしにいくか。
 切腹って思った人、挙手。
 「千鶴ちゃん、ちょっと待ってて。ここの人がこの部屋に着たら、ちゃんと自分の事情を話してみて」
 そういうと、千鶴ちゃんは首をかしげながらも了承してくれた。
 さて、俺も一仕事しなきゃ。
 どうせなら入ってみたいな……。新選組。
