二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ 短編集】halcyon days ( No.113 )
- 日時: 2011/01/09 11:21
- 名前: カエル ◆tr.t4dJfuU (ID: J1W6A8bP)
- 参照: 大根のかつらむき練習中☆
- ソードのリク! 
 普通書きです!
 「冬」
 ……寒い……
 朝。今は登校中。
 今日は日直で早めに家を出た。
 冬は苦手、朝は寒いし、雪は降るし、いや、雪は嫌いじゃないよ?
 ただ寒いのがね……
 「お母さんの言った通り、手袋もしていけばよかった……」
 今更後悔しても遅い。
 何か暖かいものを買おうかな……
 「姫野?」
 「うわぁ!!」
 後ろから急に声をかけられて驚いてしまった。
 誰?
 この声聞いたことがある……
 そう思って振り向くとそこには私の憧れの先輩。
 豪炎寺先輩がいた。
 「せ、先輩……」
 先輩はコート、マフラー、手袋をつけている。
 先輩も寒いんだ……
 「早いな。日直か?」
 「は、はい。」
 しゃべるたび白い息が出る。
 「そうか。大変だな寒いのに。」
 先輩はそう言いながら私を見ている。
 こうやって見つめられると恥ずかしい……
 「?姫野?どうかしたのか?」
 「え、い、いや、なんでもないです!」
 先輩としゃべるのが緊張するなんて言えない……
 「そうか、一緒に行くか?」
 え?
 せ、先輩と一緒に?
 「は、はい!!」
 返事の声が大きなくなる。
 嬉しいのが見え見えかもしれないけれど、本当に嬉しいから仕方ない。
 先輩はすたすたと歩いて行く。
 私は後ろにくっつくようにして歩いて行った。
 学校までまだ少しある。
 そんなとき、
 ビュウウっと冷たい風が吹いた。
 冷たい冷たい風。
 あまりにも冷たいので顔をマフラーに埋める。
 先輩もそうしている。
 マフラーとコートであったかいけど手が冷たい。
 まずい悴んで思うように動かない。
 「姫野。大丈夫か?」
 「だ、大丈夫です。」
 そうは言うけれど手がどんどん赤くなっていく。
 「手、赤いぞ。」
 え?
 気づいてくれてたんだ……
 「ほら。」
 先輩がそう言って私に渡したのは赤い手袋だった。
 先輩の手袋。片方だけだけの手袋。
 「要らないか?」
 「いえ!嬉しいです。ありがとうございます……」
 そう言って手袋をはめた。
 なんだかペアルック見たいって思って嬉しくなる。
 とても暖かくて手が暖かくなっていく。
 「寒いな。」
 先輩が空を見上げながら言う。
 「……はい。」
 私も空を見上げた。
 すると空から小さな結晶が降ってきた。
 雪だ……
 冬は寒くて嫌いだった。
 でもこういうことがあって、雪が降るんだったら……
 冬は嫌いじゃないかもしれない。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 意味不。
 ソードホントごめんね!!!
 許して!
